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神代植物公園早春の花 その1 (H19.2.12)

福寿草



「花と緑のオアシス」がキャッチフレーズの神代植物公園では、武蔵野の面影が残る園内で、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうことができます。


この時期は、ロウバイ、クリスマスローズ、ウメ、マンサク、フクジュソウ、ツバキ、サンシュユなどを楽しむことができます。




現在、約4,500種類、10万本・株の樹木が植えられています。


園内はばら園、つつじ園、うめ園、はぎ園をはじめ、植物の種類ごとに30ブロックに分けており、景色を眺めながら植物の知識を得ることができるようになっています。

今回は、フクジュソウ園とウメ園を訪ねました。




フクジュソウは春を告げる花の代表といわれております。

旧暦の正月(2月)頃咲き出すことから、新年を祝う花として、元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)というおめでたい別名を持っています。

福寿草という名前も、おめでたい「福寿(幸福と長寿)」草という意味です。



福寿草は日が当たる昼間に開花し、夕方には花を閉じます。

光や温度に非常に敏感で、昼間でも日がさえぎられると1〜2分で花がしぼみ、再び日があたるといつの間にか花が開きます。

寒い時期に咲くので、花の中の温度を下げないための工夫をしているそうです。



朝日さす  老師が家や  福寿草

         与謝蕪村


日のあたる  窓の硝子や  福寿草

         永井荷風


ロウバイ


ロウバイ


ロウバイ

ロウバイは名前に梅がついているため、梅の一種だと誤解されやすいですが、梅がバラ科サクラ属であるのに対し、ロウバイはロウバイ科ロウバイ属の落葉広葉低木です。

薄黄色で中央部が暗紫色の,ろうそく細工のような花です。


ロウバイ



ソシンロウバイ

ソシンロウバイ

ロウバイには、ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種があります。

全体が黄色で、中央部も変化のないのがソシンロウバイです。

「素心(そしん)」とは、他に色が混ざっていないことを現しているそうです。


マンサク


ダイアナ(マンサクの園芸品種)


マンサク

早春に、他の花に先駆けてさくので、「まず咲く花」ということで、「マンサク」と呼ばれるようになったといわれています。

また、花がたくさんつくので「豊年満作」から命名されたという説もあります。

欧米でも人気があり、「魔女の榛(はしばみ)」という名前もついています。


シナマンサク



シナマンサク


ダイアナ(マンサクの園芸品種)



オレンジ・ビューティ(マンサクの園芸品種)


現在日本にあるマンサクの品種には、日本の山野に自生するマンサク以外に、中国原産のシナマンサクや、マンサクとシナマンサクの種間交雑種
(インターメディア)などの仲間があります。

シナマンサクは日本の山野に自生するマンサクにくらべ、開花時期が早く花に香りがあり、開花時期にも枝に前年の葉が残っているのが特徴です。



ルビー・グロー(マンサクの園芸品種)


オレンジ・ビューティ



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         風来坊


ルビー・グロー(マンサクの園芸品種)



モリス・パリダ(マンサクの園芸品種)


モリス・パリダ(マンサクの園芸品種)

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