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真冬の木もれ陽の中、可憐に咲き始める花がクリスマスローズです。 クリスマスローズはキンポウゲ科の宿根草でヨーロッパや小アジアが原産地です。 気品があり神秘的なこの花は今静かなブームを呼んでいます。
神代植物公園ではさくら園やはなみずき園で数多く見ることができます。 また、神代植物公園では、冬の風物詩となった、日本クリスマスローズ協会による、第10回クリスマスローズ展示会が2月6日から2月12日の間、植物開館展示室で開催されていました。
クリスマスローズという名前は、本来は、キンポウゲ科ヘレボルス属の一種であるニゲル(英名でクリスマスローズ)のことをいうのだそうです。 ニゲルは、ヘレボルスの中では早咲きで、英国ではクリスマスの時期に咲くことから、クリスマスローズという名前がついたようです。
ニゲル ヨーロッパでは、クリスマスローズといえばニゲルのことで、オリエンタリス(レンテンローズ)と区別されています。
クリスマスローズ全体を指す場合は、「ヘレボルス」が正しいようですが、日本では標準和名として「クリスマスローズ属」と定義されているそうです。 したがって、日本では全体をクリスマスローズと呼んで問題ないようですし、現実に日本クリスマスローズ協会も存在しています。
クリスマスローズは、花の少ない1月〜3月にかけて、次々に花を咲かせるところにも魅力があるようです。 花の色は、白、黄、緑、ピンク、赤、紫、黒といった基本的な色やそれらが複雑に入り交じった中間色が存在しています。 また、花の色だけではなく、花の形状も八重咲き系のものや、カップ咲き、剣弁咲きのものなど様々のものがあります。
クリスマスローズで綺麗に咲いているのは、実は花ではなくて萼(がく)だそうです。 本来の花は、退化して蜜菅となり、目立たなくなっているとのことです。
クリスマスローズには原種系と交配種系があります。 また、それぞれに有茎系と無茎系があります。
有茎系は背丈が1m近くになるようですが、無茎系は10〜40cm程度だそうです。
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