吾妻山の菜の花

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吾妻山公園の菜の花　（Ｈ１９．１．８）

吾妻山の菜の花と富士山

菜の花と富士山

１月５日の読売新聞朝刊の第１面に『吾妻山の菜の花が満開です。見頃は１月中旬までです』との記事がカラー写真付きで掲載されました。

今年の菜の花は例年に比べて開花が少し早いようです。

１月６日からの３連休には行かなければと思っていたところ、１月６日にネットの友人から「富士山が見えましたので、吾妻山に行って来ました」という満開の菜の花と富士山の写真が送られてきました。

また、１月７日には別のネットの友人から「残念ながら富士山は見えなかったけれど満開の菜の花を楽しめました」というレポートがありました。

菜の花と富士山

菜の花と富士山

菜の花

菜の花と富士山

吾妻山公園は、関東の富士見１００景に選ばれている景勝地です。

吾妻山公園では年間を通じてさまざまは花に出会うことができますが、この時期は富士山と一緒に見ることができる菜の花で有名です。

この時期の吾妻山訪問の最大のポイントは、富士山と菜の花を一緒に見ることができる時間に行くことができるか否かということです。

相模湾と伊豆半島

１月６日から８日にかけて日本列島は台風並みの大荒れの天気に見舞われ、横浜も６日は一日雨が降り続きました。

しかし北風が強い日は富士山を見ることができますので、天気予報を参考に８日に出かけることにしました。

相模湾と伊豆半島

相模湾と伊豆半島

吾妻山公園は､標高１３６．２メートルの吾妻山全体が公園となっております。吾妻山は、海辺から一気に立ち上がっているのが特徴です。

ＪＲ東海道線二宮駅のすぐそばにあり、駅から公園入口まで歩いて３分です。

駅から緩やかな坂を３分進むと公園入口です。

公園入口からは石段の連続です。約３００段の石段を登りきると山の中腹です。この石段が、運動不足の方にとっては最初の試練です。

石段を登り切るとあとは緩やかな登り坂を進むことになります。

吾妻山にはさまざまな花が植えられており､自然の草花をたのしみながらの散策となります。

この時期花は少ないですが､スイセン､ロウバイ､寒椿などが出迎えてくれました。

８合目付近に休憩所があり、この付近から頂上にかけて、ローラーすべり台、ミニ動物園、フィールドアスレチックなどの施設があります。

菜の花と相模湾

菜の花と相模湾

富士山を見るためには朝早い方がよいですから、８時３０分の開園時間に合わせてＪＲ二宮駅着８時２２分で行動しました。

駅から約３分の公園入口に到着すると、なんと三脚を持った人が２人下山してきました。

また、前方１００ｍほどをすでに登っている人がいました。

この時期は富士山を見ることができるように早く入園できるのかもしれません？

公園入口から階段の連続ですが、後方３０ｍほどを中年の夫婦が登ってきます。

途中で休んで追い抜かれるのはまずいなと思って登り始めましたが、本日は調子が良く、２０分弱で一気に頂上まで登り、８時４５分に菜の花畑に到着しました。

遙か彼方には三浦半島も

吾妻山公園の菜の花

吾妻山公園の見晴台

頂上では雲一つない富士山が出迎えてくれました。

ラッキーです。

富士山と菜の花を撮影するために、一番のスポットはカメラの放列です。

風来坊も小さなデジカメしか持っていませんが、その列に加わらせてもらいました。

本日は冬晴れとは言いながらも、横浜の最高気温は１３度と３月下旬並みの暖かさ、また風も天気予報ほどは強くなく、頂上までの一気の登山ではうっすらと汗をかきました。

風来坊が頂上に着いたのは８時４５分でしたが､この陽気のためか、３０分ほどすると富士山には雲がかかり始めました。

やはり冷たい北風の強い、寒い日がベストのようです。

吾妻山公園の菜の花

菜の花の中にコスモスが！

菜の花とコスモス

吾妻山公園と相模湾

頂上の展望台に「吾妻山公園の由来」が書かれた記念碑がありました。

『万葉の昔から、南陵の里　二宮の美しい海岸とそれを眼下に一望できる吾妻山は人々のふるさとでありました。

しかしながら、第２次世界大戦後の激動する社会情勢の中で、吾妻山は顧みられることもなく荒廃が進んでいきました。

町はこれを深く憂え、子孫に誇れる山として残したいと思い、地権者６５名の協力と５年の歳月をかけて整備し、昭和６２年７月１８日に吾妻山公園として開園しました。

現在では、健康づくりと自然とふれあう　やすらぎの場として人々に慕われています。

この公園は、名誉町民　第１７代柳川賢二町長の尽力により完成しました。』