散策スポット・北海道東北

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鎌倉のアジサイ その1 (H19.6.19)

長谷寺


眺望散策路 右下は経堂



眺望散策路入り口付近

今年の関東の梅雨入りは平年より6日遅い、6月14日でした。

6月13日の天気予報では、1週間先まで傘マークや曇りマークのオンパレードで、本格的な梅雨入りといった感じでした。

あじさいには雨が似合うとはいうものの、傘をさしてのアジサイ見学はやや憂鬱です。


ところが梅雨入りした14日は雨が降ったものの、15日は天候が回復、天気予報からも1週間先まで傘マークが消えました。

6月19日は曇りベースですが、三浦半島は午前中晴れマーク、天気予報を信じて鎌倉を訪ねることにしました。


眺望散策路入り口付近からの展望



眺望散策路からの展望

アジサイの時期の鎌倉は平日でも大変な混雑になります。

ポイントは午前中に見て廻ることです。

しかし、午前中に北鎌倉と鎌倉を併せて廻ることは無理があり、今回は江ノ島電鉄沿線の成就院、長谷寺をメインに訪ねることにしました。


8時15分頃に極楽寺駅に到着しましたが、朝が早いためか、観光客は見当たりません。

悠々と一人で成就院に向かいましたが、成就院に近づいても人影がありません。

本日は人影のないアジサイ散策路を撮れると思い、カメラを出しましたが、何か変です。

そうです! アジサイが殆んど咲いていません。坂を下りましたが、状況は同じです????


眺望散策路から経堂を望む



展望散策路の光景



展望散策路

諦めて長谷寺に向かいました。

途中御霊神社に立ち寄りましたが、長谷寺には9時過ぎに到着しました。

長谷寺は正式な名称を「海光山慈照院長谷寺」と号しております。

天平8年(736年)開創という鎌倉でも有数の古刹です。

開山は徳道上人、開基は藤原鎌足の孫にあたる藤原房前です。


本尊である十一面観音菩薩は、養老5年(721年)に徳道上人の本願によって、一本の楠の霊木から刻出された2体の観音像のうちの一つといわれています。

残る一体は大和の長谷寺の本尊です。

古来より板東三十三観音の第4番霊場として民衆の信仰をあつめ、「長谷観音」の通称で親しまれる尊像は総高9.18mあり、日本最大級の木彫観音だそうです。


展望散策路



境内の花菖蒲


クレナイ



展望散策路

長谷寺は、観音山の裾野に広がる下境内と、その中腹に切り開かれた上境内の二つに境内地が分かれています。

入山口でもある下境内は、妙智池と放生池の2つの池が配置され、その周囲を散策できる回遊式庭園となっております。

この時期は花菖蒲が出迎えてくれます。


上の境内には、本尊である十一面観音菩薩像(長谷観音)が安置される観音堂をはじめ、主要な諸堂宇が建ち並んでいます。

さらに、鎌倉の海と街並みが一望できる「見晴台」と、傾斜地を利用した「眺望散策路」があり、鎌倉でも有数の景勝地となっています。


展望散策路の光景



眺望散策路から由比ヶ浜を望む



眺望散策路から由比ヶ浜を望む

この眺望散策路の周辺には40種類以上約2500株のアジサイが群生しております。

、梅雨の季節には眺望はもとより「アジサイの径(こみち)」として、アジサイを楽しみながら散策できるようになっています。


長谷寺の係員の話では、昨日の午後は、平日にもかかわらず2時間待ちだったそうですが、朝の早い時間だとスムーズに入山できますし、「眺望散策路」もゆっくりと見学することができます。

混雑してくると「眺望散策路」は一方通行になりますし、土・日曜日は入場規制も行われるようです。


眺望散策路の光景



アナベル


渦アジサイ



眺望散策路のアジサイ

アクセス

江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩5分。

入山料:300円

駐車場

駐車料金は30分、300円です(予約はできません)。



関連するホームページ


 長谷寺


         風来坊


経堂からのアジサイ



新品種・かまくら


清澄沢


成就院:何が不足?


成就院門前からの展望 由比ヶ浜は霞んでいます


長谷寺で観光に来ていた方から、「成就院は昨年の台風で崖崩れがあり、アジサイを植え替えたので今年は咲かないようです」との情報が得られました。


帰宅後で調べたところ、成就院のホームページに「昨年末の大雨と防災工事の影響で、由比ガ浜を望む参道のアジサイの花はあまり期待できません(今年の花情報:5月1日)」と記載されていました。


がけ崩れに関連する防災工事のため、今年はアジサイは期待できないようです。

事前調査不足でした!


ネットの友人から、貴重な写真と冷やかされましたので、あえて掲載しました。

ところが「満開のアジサイとの合成写真も素敵ですよ」という人まで現れて、風来坊は四苦八苦です!


参道下方から門前を望む 人影なし!


御霊神社


御霊神社


成就院から長谷寺に行く途中で、長谷寺のすぐ傍にある、御霊神社に立ち寄りました。

御霊神社は各地にありますが、祖先の霊を守る社と、怨霊鎮護の為に祀る神社とがあるようです。

鎌倉の御霊神社は、鎌倉始祖の鎌倉権五郎景政を祀った神社です。



御霊神社はその昔、鎌倉近辺には大庭、梶原、長尾、村岡、鎌倉という平氏五家があり、これら五家の祖を祀る神社として五霊神社が建てられました。

これが御霊神社となり祭神としていつしか、武勇で名高い領主の鎌倉権五郎景政公一柱だけを祀るようになりました。


神社の前を江ノ電が!




境内前のアジサイ

鎌倉権五郎景政公は、剛勇で知られた武将で、後三年の役(1083年〜)には16歳で出陣し、源義家にしたがって活躍しました。

この権五郎景政公の命日が9月18日で、この命日には、昔から面掛行列という珍しい行事が行われています。



鎌倉の御霊神社はアジサイの名所としても知られているようです。

神社の前を江ノ島電鉄が走っていますが、そのまわりにアジサイが咲き誇っていました。

また、神社の裏庭には「小あじさい園」があります。

小さなあじさい園ですが、ヤマアジサイコーナーなどもあり、品種も豊富で手入れも行き届いています。


境内のアジサイ





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             風来坊

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