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塩船観音寺展望台からの光景
上部散策路から東側斜面を望む
塩船観音寺は多摩の静かな山並を背にしてツツジ、アジサイ、百日紅、萩、彼岸花、山茶花などが四季を通じて咲き誇り、花の寺として参詣者の目を楽しませてくれます。 特にツツジが有名で、4月中旬から5月中旬にかけて行われる「つつじまつり」には10万人を超える参詣者が訪れるそうです。
塩船観音寺は、山号を「大悲山」と称し、寺は地名の塩船をつけて「大悲山塩船観音寺」とされています。 塩船とは、周囲の地形が小丘に囲まれ、舟の形に似ており、仏が衆生を救おうとする大きな願い舟である『弘誓の舟』になぞらえて、塩船と名付けられたそうです。
上部散策路から西側斜面を望む
上部散策路から展望台方向を望む
一望を見渡すことのできる鉢状の境内には、約15種類、1万7千本のつつじが植えられています。 早咲き、中咲き、遅咲きのツツジが、例年4月末から5月のゴールデンウィークに逐次ピークを迎えます。 赤、白、ピンクと色とりどりにつつじが咲き誇る5月3日の大祭には、真言宗修験道の紫燈護摩が焚かれ、山伏の行列、そして、真っ赤になった火の中を真言を唱えながら、火渡りの荒行が行われ、その壮大さは見事だといわれています。
休憩所から展望台を望む
5月3日の大祭の混雑を避けて、5月4日に訪ねました。 塩船観音寺の「つつじまつり」の期間は、JR青梅線河辺駅北口から塩船観音寺入口まで臨時バスが運行されています。
一面のツツジの中を散策する人
JR河辺駅に着いたのが9時50分、幸いホームの階段の近くだったため、一番乗りで改札口を通り抜けましたが、バス乗り場にはすでに50〜60名の列ができていました。 幸いにもすぐ来たバスに乗車できましたが、私と家内が乗車後、数名で満員となりました。 私達のあとにはすぐに50〜60名の列ができており、超ラッキーでした。
観音寺仁王門から、阿弥陀堂、本堂を経て境内に入ると一面のつつじが目に飛び込んできます。 1万7千本のつつじのお出迎えという素晴らしい景観です。
西側斜面からの境内の展望
東側斜面からの境内の展望
すり鉢状の境内は一番高いところに散策路が設けられており、上からつつじを眺めながら、一周することができます。 また、すり鉢状の斜面にも散策路が設けられており、さまざまな角度からつつじを眺めながらの散策ができるようになっています。
また、すり鉢状の境内のちょうど底に当たる部分に休憩所があり、200名程度の人が座って休憩できるようベンチが準備されています。 このベンチに座ると、どちらを見上げてもつつじが眼前に広がるという素晴らしい眺めを味わうことができます。 近くに売店がありますが、売店利用者のベンチというわけではなく、誰でも気楽に座れるという点も素晴らしいです。
境内の展望
休憩所付近のつつじ
境内の展望 写真右手が入口
アクセス JR青梅線河辺駅から観音寺入口バス停までバスで10分 観音寺入口バス停から徒歩7分 JR青梅線河辺駅から約2Km 徒歩30分 駐車場 約200台駐車可能で料金は700円です。このほか付近に臨時駐車場があります。
開園時間&入山料 開園時間は午前8時から午後5時までで、入山料は大人300円、子供100円です。 関連するホームページ
塩船観音寺 風来坊
境内のつつじ