名胡桃城趾から北国街道を「上津大原」交差点まで戻り、右折して200mほど進んだ「上津」交差点を斜め右方向に300mほど進んだ右手の坂の上が「茂左衛門地蔵尊奥の院」です。
沼田領主の悪政で苦しむ領民を救うために、命を捧げた月夜野の百姓・杉木茂左衛門を祀ってあります。
天正元年(1681年)正月、沼田領主真田伊賀守の非行、惨状をしたためた訴状を懐に密かに江戸に上り、上野輪王寺宮から将軍家へ巧妙な方法で直訴に成功しました。時の将軍、4代家綱は取り調べの結果、罪状明確なので伊賀守は改易、沼田城は破却の運命となりました。
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