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元荒川の桜並木
白岡駅西口
JR東日本の「駅からハイキング」のイベント「白岡市観桜ウォーキング」に参加しました。 細部説明は「元荒川沿いにはたくさん並んだソメイヨシノが、高台橋付近にはソメイヨシノに加えて、花桃や菜の花が皆様のお越しをお待ちしています」となっています。 コースの概要は次のとおりです。 白岡駅西口→白岡市観光協会(スタート)→白岡八幡神社→八幡橋→元荒川→坂下橋→高台橋→篠津伏越→ふれあいロード→獅子博物館→味彩センター→白岡駅東口(ゴール)
コースの歩行距離は約8.4km、歩行時間約2時間(施設での見学時間等を除く)、所要時間約3時間(施設での見学時間を含む)です。 今年は桜の開花が早く、残念ながら桜は見頃を過ぎていました。このため、所要時間は2時間30分でした。
住宅街を進みます
白岡市観光協会
白岡駅西口に到着すると、観光協会の方がおられてスタート地点までの道順を教えて下さいました。 案内された道順にしたがって500mほど進むと「白岡市観光協会」の建物です。 受け付けを終了してすぐ傍の信号のある交差点に戻り、右折して500mほど進んだ右手が「白岡八幡神社」です。
白岡八幡神社
「白岡八幡神社」は、嘉祥2年(849年)慈覚大師円仁により創建されたと伝えられています。 祭神は応神天皇です。 康平5年(1062年)には八幡太郎義家(源義家)が奥州征伐の途中、戦勝祈願した記録が残されています。
その後、建久6年(1195年)には、源義家に倣って源頼朝が祈願し、百余貫の所領を寄進しています。 鎌倉の鶴岡八幡宮、江東区の富岡八幡宮と並び日本三岡八幡宮の一つとされています。
「白岡八幡神社」から道なりに600mほど進むと「八幡橋」で、その下を流れているのが「元荒川」です。 「元荒川」は、源を秩父に発する荒川の本流です。寛永6年(1629年)熊谷市久下で入間川筋へ流路が変えられ、現在の荒川が出現しました。 したがって、熊谷以東の旧河道は元荒川、古荒川などと呼ばれるようになりました。
八幡の渡し
元荒川の歓迎の操船
元荒川は、熊谷市から南東に流れ、柴山橋戸で野通川、篠津で星川と合流し、蓮田市・さいたま市を南東に流下して、越谷市で古利根川(中川)に合流する長さ60kmの河川です。 流路は曲がりくねっていましたが、たびたびの河川改修によって現在の流路になりました。
元荒川には、「八幡の渡し」「茅野の渡し」の2か所の渡船場がありました。 八幡の渡しは現在の八幡橋付近で、渡しの仕事は「かっこしの家」の屋号で呼ばれる早川家で行っていました。大正12年(1923年)に八幡橋が完成したので廃止になりました。 茅野の渡しは、星川との合流点付近で、杉崎家で渡しの仕事をしていました。西の杉崎家の円空仏はこの渡舟の渡賃として円空からもらったものだといわれています。 元荒川では歓迎の操船が行われていました。
茅野の渡
荒川と星川の合流点
星川沿いの遊歩道
八幡橋付近から星川との合流点付近までの元荒川沿いには、ソメイヨシノの桜並木が続き、3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えますが、今年は桜の開花が早く、すでに見頃を過ぎていました。 元荒川と星川の合流点からは、星川に沿って歩きます。 星川に沿って400mほど進んだガードを潜り、さらに200mほど進んだ三叉路を右折して道なりに100mほど進むと「坂下橋」です。
隼人堀川の桜
「坂下橋」の下を流れているのが、隼人堀川です。 隼人堀川は、享保13年(1728年)に井澤弥惣兵衛為永によって、栢間沼の干拓の際に排水路として開削された河川です。 主として水田地域の中を流れ、白岡市・宮代町・春日部市を流下し大落古利根川へと至っています。
坂下橋から隼人堀川に沿って下流に200mほど進んだ「高台橋」の間は、春になると菜の花や桜が満開となり、白岡の隠れた名所とのことです。 桜は少し見頃を過ぎていましたが、菜の花が見頃を迎えていました。
隼人堀川の花桃
「高台橋」から100m下流にある「篠津伏越」の間には、花桃が見事に咲き誇っていました。 「伏越」は、川を立体交差させる方法の一つで、同じ器の水は常に同水位にあり勾配があることにより、水は重力で低い方に流れるというサイフオンの原理によるトンネル水路です。逆サイホンともいいます。 出口では湧きあがるように見えますので、各地に「涌き上がり」という地名があります。
水と緑のふれあいロード
「篠津伏越」で隼人堀川を横切り、隼人堀川と伏越により交差した水路に沿って設けられている「水と緑ふれあいロード」に沿って進みます。 「水と緑のふれあいロード」は、見沼代用水路の支線である騎西領用水や中島用水、黒沼用水などの水路沿いに造られた自転車・歩行者専用道路で、騎西領・中須用水コースと中島・黒沼・豊春用水コースがあります。
「水と緑のふれあいロード」を2Kmほど進み、JR宇都宮線の踏切を渡った左手が「獅子博物館」です。 日本で初めて開館した獅子舞に関する頭や衣装の実物、獅子の模型、全国各地の獅子舞のビデオ映像、郷土玩具など獅子に関した各種資料を集めた博物館です。 残念ながら館内は撮影禁止ですので、内容はお届けできません。
水と緑のふれあいロード キジに出会いました
獅子博物館はこの裏手です
「獅子博物館」から「水と緑のふれあいロード」を500mほど進むと「ふれあいの森公園」です。 ここにも数多くの桜の木がありましたが、残念ながら見頃を過ぎていました。 「ふれあいの森公園」の隣が白岡市役所で、市役所の先の信号を右折して50mほど進んだ左手が「味彩センター」です。
ふれあいの森公園
味彩センター
「味彩センター」は、白岡市の農家の皆さんが出品している農産物の直売所です。 生産者の顔がみえる安全な野菜、採れたてのおいしい新鮮野菜を四季折々に豊富に取り揃えているとのことです。 味彩センターから案内図にしたがって、1.5Kmほど進むと白岡駅東口(ゴール)です。 風来坊