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渡月橋付近の紅葉
六義園は、通常は駒込駅から徒歩で7分ほど離れた門からしか入門できませんが、紅葉の時期には駒込駅に近い「染井門」が開かれます。 「染井門」のすぐ近くが、庭園の北西部の紅葉の見所です。 「染井門」の方向は、鬼門に当たるため通常は開かれないとのことです!
吹上茶屋付近の紅葉
今年も六義園では秋の催事として、11月23日から12月16日の間、「紅葉と大名庭園のライトアップ」が開催されています。 ライトアップはこの期間中毎日、日没から21時までの間行われます。
今年の関東平野部の紅葉は平年よりも10日以上遅いようで、都内随一の紅葉の見どころといわれる六義園にいつ行こうかと悩んでいましたが、ネットでの紅葉情報と天候予報を勘案した結果、12月2日に訪問することにしました。 日曜日ということもあり、混雑を避けるため9時開園にあわせて朝一番で行きましたが、開園前から長い行列ができていました。
染井門から右手に入った水香江の紅葉
ネットの情報は正しく、庭園内の紅葉はちょうど見頃を迎えていました。 広い庭園をくまなく散策して紅葉を楽しみました。 庭園内のあちこちでカメラマンのグループに出会いました。 一部緑色の紅葉もあり、六義園の紅葉は暫く楽しめそうです。
六義園は元禄15年(1702年)川越藩主柳沢吉保が築造した庭園で、江戸の大名庭園の中で現存する屈指の名園と言われています。 昭和15年8月、史蹟名勝特別記念物保存法によって名勝の指定を受け、昭和28年4月特別名勝となり、日本でも特に勝れた名園として大切に保存されています。
山陰橋からつつじ茶屋方向を望む
庭園の形式は江戸時代の庭園にみられる廻遊式築山、山水庭園です。 庭園の中央に池を設け、中島を置き、島には妹背山があり、東南部に平坦な芝生、その他の部分には大小多数の築山が起伏しています。
庭園の北部に最大の築山、藤代峠を設け、各所に桃の茶屋、滝口の茶屋、吟花亭、熱海の茶屋、つつじの茶屋、芦辺の茶屋等のあずまやを配しています。
山陰橋は大混雑
玉藻の磯付近から吹上茶屋を望む
出汐の湊から中の島、田鶴橋を望む
「六義園」という名前は、中国の古い書物である毛詩に配されている、賦・比・興・風・雅・頌の六義に由来する和歌の六体によるものです。 「六義園」を「むくさのその」と呼ばせ、館を「六義館」と書いて「むくさのたち」と読ませています。
六義園は作庭にあたり、吉保自身の培った文芸趣味の思想に基づき、自分から設計し、7年余りの歳月を費やして池を掘り、山を築き、流れを見せて、紀州和歌の浦の景勝を、あるいは「万葉集」や「古今集」から名勝を選び、園内に88個所の景勝地を設定しております。
中の島の紅葉
トウカエデの木
内庭大門付近の紅葉
入園料 300円 アクセス JR・地下鉄南北線「駒込駅」から徒歩7分(染井門は徒歩1分) 都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩10分 駐車場はありません。
関連のホームページ 六義園 風来坊