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六義園の枝垂れ桜
六義園のシンボルである枝垂れ桜は、ソメイヨシノよりも一足早く開花し、東京に春の訪れを告げてくれます。 六義園には4本の枝垂れ桜がありますが、メインの枝垂れ桜は、高さ約13m、幅約17mもある大木で、「エドヒガン」という品種が変化したものです。
このシダレザクラは戦後に植えられたもので、樹齢約60年です。 正門から入り内庭大門をくぐった広場にあります。 少し離れてみると、本当に滝のように咲くという言葉がピッタリです。 他の3本の枝垂れ桜もメインの枝垂れ桜の傍に咲いています。
今年は桜の開花が遅く東京の開花宣言は3月28日でした。 開花時期は例年どおりということですが、近年開花時期が早く昨年よりも6日遅い開花宣言です。 開花宣言が出された後も寒い日が多く、ソメイヨシノの開花はあまり進んでいません。 ソメイヨシノよりも早く咲く枝垂れ桜の開花もなかなか進まず、昨年は3月27日に見頃を迎えていましたが、今年は3月27日で咲き始めの状況です。
ところが3月29日から気温が上昇し最高気温が15度前後の日が続きました。 この暖かさで枝垂れ桜の開花が一気に進んだようです。 六義園の枝垂れ桜は3月30日は3分咲きでしたが、31日には7分咲きとなっており、小石川後楽園は満開間近となっていました。 少し早いかなと思いましたが、4月2日以降は天気があまり良くないため、晴天の4月1日に出かけることにしました。
8時45分過ぎに六義園の正門に行ったところ、すでに数人の人が並んでいました。 昨年は土曜日でしたが50名程度並んでいましたので、東日本大震災の自粛ムードの影響か随分少ない感じです。 正門の前には「枝垂れ桜見頃」との表示がありました。 昨日は7分咲きということでしたが、この暖かさで刻々と開花が進んでいるようです。
9時5分ほど前に開門になりました。 昨年は「最初の10分間は写真撮影の時間とします。枝垂れ桜には近づかないようにして下さい」との粋な計らいがありましたが、今年はありません。 東日本大震災の影響で花見に訪れる方が少ないためかもしれません。
開門時には10名ほど並んでいましたが、写真撮影のために早く来ている人がほとんどで、最初のうちは誰も枝垂れ桜には近付きません。 したがって、枝垂れ桜の全体写真をゆっくりと撮影することができました。
六義園の枝垂れ桜は薄紅色ですが、満開を過ぎて散り始める時期になると、白っぽくなります。 今年は7部咲きということで少し早かったですが、薄紅色の枝垂れ桜に出会うことができました。
この時期、六義園では平成13年から「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」が開催されていますが、今年は東日本大震災の影響による電力不足を補うため計画停電が実施されており、ライトアップは実施されません。
アクセス JR・地下鉄南北線「駒込駅」から正門まで徒歩7分 染井門までは徒歩1分 枝垂れ桜の見頃の時期や週末には染井門が開門されます。 都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩10分。
入園料:300円 駐車場:ありません。 関連するホームページ 六義園 風来坊