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湯島天神社殿
銅鳥居
湯島天満宮(通称湯島天神)では、11月1日から23日まで菊まつりが開催されています。 湯島天神の菊まつりは今年が第29回目です。 NHKの大河ドラマをテーマにした菊人形を始め、大作りと呼ばれる千本咲、大懸崖、盆庭を中心に約2千株の菊花が境内に飾られています。
湯島天満宮は、御宇2年(458年)に雄略天皇の勅命により、天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀る神社として創建されたと伝えられています。 南北朝時代の天平10年(1355年)、住民の請願により菅原道真公を勧請してあわせて奉祀しております。
参道
社殿
合格祈願の絵馬
境内の菊飾り
本殿の建築様式は権現造りです。 かつての社殿は明治18年に改築されたものでしたが、平成7年12月に、総檜造りで再建されました。 また、平成12年3月31日に「湯島神社」から「湯島天満宮」に改称されています。
笹塚稲荷
戸隠神社
湯島天神は、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っていることから、特に受験シーズンには、合格祈願のために、多数の受験生が参拝に訪れます。 その他の時期でも、学問成就や修学旅行の学生達で賑わいを見せているようです。 風来坊が菊まつりを見に行ったのは日曜日であったことから、境内は七五三詣りの可愛い子供さんも数多く見かけました。
管物
江戸菊
丁字菊
懸崖作り
大作り
菊まつりといえば、菊を飾るための花壇が設置される場合が殆どですが、湯島天神では新しく設置されている花壇は数カ所のみでした。 それ以外の場所では、境内の建造物を巧みに利用して、菊が飾られていました。 狭い境内に2千株もの菊を飾るための知恵ではないでしょうか?
湯島天神の菊まつりでは、毎年NHK大河ドラマの菊人形が飾られるようです。 今年は「風林火山」を二景五体が飾られていました。
「風林火山」の菊人形
湯島天神は梅でも有名です。 境内に300本の梅の木があり、春には梅まつりが開催されます。 「湯島の白梅」に歌われているのは湯島天神の梅です。 また、湯島天神は、泉鏡花の新派の名作「婦系図」の舞台としても有名で、境内には新派の記念碑や鏡花の筆塚もあります。
1 湯島通れば 想い出す お蔦主税の 心意気 知るや白梅 玉垣に 残る二人の 影法師
2 忘れられよか 筒井筒 岸の柳の 縁結び 堅い契りを 義理ゆえに 水に流すも 江戸育ち 3 青い瓦斯燈 境内を 出れば本郷 切り通し あかぬ別れの 中空に 鐘は墨絵の 上野山
入選作品
参集殿&社務所の盆庭
盆庭
湯島天神の正面にある鳥居は銅製で、寛文7年(1667年)同8年の刻銘があり、この時期に寄進されたものです。 数度の修理を重ねて維持されてきましたが、都内に遺存する鋳造の鳥居としては時代も古く、昭和45年8月に東京都指定有形文化財に指定されています。 鳥居の様式は神明鳥居といわれるもので、横木が二重になり、反りをもって、柱が内側に傾いています。横木の上の方を笠木、下の方を島木といいます。
男坂
女坂
夫婦坂
女坂 三十三段の石段坂で、すぐ脇にある、急な坂・男坂に対して女坂といいます。 梅まつりの頃には男坂と女坂の間の白梅が咲そろいます。 また、戸隠神社の傍の坂は夫婦坂と呼ばれています。
アクセス 東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩2分 東京メトロ銀座線上野広小路駅・都営地下鉄大江戸線上野御徒町駅から徒歩5分 関連するホームページ 湯島天神 風来坊
青い瓦斯燈