散策スポット・北海道東北

散策スポット目次

HOME

前ページ

巾着田の曼珠沙華 (H19.9.28)


何処までも続く曼珠沙華の赤い絨毯



曼珠沙華の赤い絨毯



何処までも続く曼珠沙華の赤い絨毯


赤い花な〜ら曼珠沙華・・・・・

その曼珠沙華が100万本!

真っ赤な絨毯のような見事な世界を演出してくれる巾着田(きんちゃくだ)!


9月7日に関東を直撃した台風9号による大雨の影響で、あちこちの河川で警戒水位を超え多くの人が避難するという騒ぎになりました。

もしかして巾着田の曼珠沙華も大きな影響を受けたのではないかと心配していましたが、今年も9月15日(土)〜9月30日(日)の間、曼珠沙華まつりが開催されました。


曼珠沙華の赤い絨毯



曼珠沙華の赤い絨毯



曼珠沙華の赤い絨毯

しかしながら、今年は厳しい残暑の影響で、曼珠沙華の開花も例年よりは遅いようです。

バスツアーで9月21日に巾着田に行ったネットの友人から少し早かったとの情報がもたらされました。

ところが9月25日に巾着田に行ったネットの友人から早咲きエリアは見頃でしたとの情報が提供されました。


アレッ! と思って巾着田のホームページを見たところ早咲きエリア見頃、遅咲きエリア四分咲きとありました。

早く行かなくてはと思いましたが、生憎の傘マーク・・・・・

晴マークの28日に行きましたが、今度は天気が良すぎて、曼珠沙華がうまく撮れませんでした。

世の中難しいなあ!


曼珠沙華の赤い絨毯



何処までも続く曼珠沙華の赤い絨毯



曼珠沙華の赤い絨毯

巾着田は、日高市内を流れる清流、高麗川(こまがわ)の蛇行により長い年月をかけてつくられ、その形がきんちゃくの形に似ていることから、巾着田と呼ばれるようになりました。

巾着田は、昔はそのすべてが水田だったそうですが、現在はごく一部が水田として残っているものの、ほとんどが休耕田となっています。


直径約500メートル、面積約17ヘクタールの川に囲まれた平地には、菜の花、コスモスなどの花々が咲き、中でも秋の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)群生地は辺り一面が真紅に染まり、まるで赤い絨毯を敷き詰めたような見事な光景を見せてくれます。

毎年多くの人がその美しさに惹かれて訪れます。


曼珠沙華の赤い絨毯



曼珠沙華の赤い絨毯



続く曼珠沙華の赤い絨毯



何処までも続く曼珠沙華の赤い絨毯

巾着田周辺の高麗川の岸辺は、彼岸花(曼珠沙華)の群生地で、その規模は幅約50メートル、長さ約600メートルにわたっており、全国的にも最大級のものといわれています。

どうしてこの地域に群生するようになったのかの定説はないようですが、種ではなくて球根で増えるものであることから、川の増水などで流れてきた漂流物の中に、曼珠沙華の球根が混じってきたのが、群生の始まりではないかといわれています。


毎年、咲き誇る曼珠沙華は、ボランティアの方々の手厚いサポートのよって支えられているそうです。

年に2回の草むしりや株分け作業、シーズン時の園内のクリーンまで、数多くの方々の尽力によって、素晴らしい名所が維持されているとのことです。


何処までも続く曼珠沙華の赤い絨毯



何処までも続く曼珠沙華の赤い絨毯



散策路は大混雑



ここは空いています!


曼珠沙華の群生地は、早咲き地域、中間地点、遅咲き地域に分かれていますが、風来坊が訪問した28日は、早咲き地域はすでに見頃を少し過ぎつつあり、中間地点が見頃を迎えておりました。遅咲き地域は5分咲き程度でした。


巾着田の最寄り駅は西武池袋線の「高麗駅」です。

高麗駅に到着すると、駅前に「曼珠沙華花さんぽステーション」が開設されています。

現地へのアクセスや開花情報の案内のみでなく、巾着田入場券や帰りの特急券の販売も行われております。

また、テーブルや椅子も準備されており休憩することもできます。


散策路は大混雑



河原の曼珠沙華も元気です



前方は高麗川

高麗駅から巾着田までは徒歩で約10分です。

昨年は、高麗川に仮橋が設置され、河原の中に歩行者専用道路が設けられていましたが、今年は台風9号の影響のためか、仮橋はありませんでした。

28日は9月末というのに、30度を超す真夏日でしたが、巾着田は多くの人で賑わっていました。


巾着田は野鳥の宝庫としても知られています。

カワウやサギ、キジやカワセミ、コゲラやシジュウカラなど・・・・・バードウォッチャーにはお勧めのスポットのようです。

風来坊が、巾着田を訪ねた時も、河原で曼珠沙華とは反対方向にカメラを構えている人が何人もいました。


赤い曼珠沙華



赤い曼珠沙華



樹の上の曼珠沙華

いつの頃からか、人里に姿を現した曼珠沙華は、中国から伝来した植物です。

茎先に花筒を漏った花を5〜8個、放射線状につけ、細くて長いおしべとめしべが外に伸びる、独特の花姿です。

曼珠沙華は地方の俗名が多く、数多くの方言がありますが、「彼岸花」の語源は、秋の彼岸の頃に花が咲くことから名付けられたようです。

また、お目出度いことが起こる兆しに、赤い花びらが天からふってくる仏教の経典から、「天上の花」という意味で、曼珠沙華と呼ばれています。

豪華なシャンデリアのような美しい花から、属名は、ギリシャ神話の海の女神の名前「リコリス」と名付けられています。

外国では、艶やかな花として観賞用にも親しまれているようです。


こちらはキノコです



あいあい橋



あいあい橋からの光景

あいあい橋

平成8年に完成した、歩行者専用の橋です。全長91.2mの日本最大級の木造トラスト橋です。

高麗の自然に溶け込むのどかな景観は「彩の国さいたま景観賞」を受賞したとのことです。



あいあい橋付近は、曼珠沙華の遅咲きエリアで、橋の上から見ても、絨毯にはもう少しという光景でした。

1週間後には素晴らしい絨毯が見られるのではないでしょうか?


遅咲きエリアは5分咲きです



白い曼珠沙華も!





アクセス

西武池袋線高麗駅から徒歩10分
JR八高線高麗川駅から徒歩40分

駐車場

巾着田の中に大型駐車場あります。
料金500円


入場料

1日200円

1日入場料ですので、何回で出入りしてもOKです。

売店や便所は曼珠沙華の散策路の外側にもありますので、必要に応じて出入りすることができるようになっています。






関連するホームページ


 巾着田


        風来坊

  目次  TOP 前ページ HOME