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国営昭和記念公園では毎年サギソウ祭りが開催されており、今年も8月5日から8月31日までの間、開催されています。 サギソウの開花期間は1週間程度だそうですが、国営昭和記念公園では3種類のサギソウを栽培しており、1ヶ月近くのサギソウ祭りと開催できるのだそうです。
国営昭和記念公園で栽培されているサギソウはアオバ、ギンガ、カガヤキの3種類だそうで、品種も見分け方についても、説明がされておりましたが、風来坊には良くわかりません。 したがって、昭和記念公園を訪問した月日別に撮影したサギソウを紹介します
サギソウは、日当りの良い湿原に生え、夏に可憐な純白の花をつけます。 その花の形が翼を広げた白鷺を連想させることからこの名前がついたと言われています。 地下にはほふく茎がありその先端に大豆ぐらいの球根(球星ともいう)をつけます。 その球根から芽が出て開花し、生育状態が良いと球根の数は1年で2〜3倍に増えるそうです。
サギソウの歴史は古く江戸時代初期にはすでに栽培の記録が残されています。 現在では生息地の開発と濫獲などが原因で、各地で個休数や生息地の減少が進み、平成9年8月28日に環境庁(現在の環境省)が明らかにした「植物版レッドリスト」調査においても「絶滅危惧種」の一つにあげられています。
サギソウの仲間は世界の温帯から熱帯地域に数多く見られますが、日本にはダイサギソウ、ミズトンボなど数種があります。 しかし、サギソウ以外はほとんど栽培されないようです。 葉に班が入る品種もあり、春の芽出しも楽しめます。
昭和記念公園のサギソウ 国営昭和記念公園では、平成9年度に「水鳥の池」の北岸に約30m2(2m×15m)の仮設花壇を設置し、「多摩サギ草愛好者の会」の協力のもとボランティア活動によりサギソウ約7,000球の植栽を行いました。 その後、ボランティア組織の拡充や栽培技術の向上を重ね、年間を通じ献身的に栽培管理を続けてきた結果、現在では約60,000球のサギソウを開花させるまでになっています。
今日では昭和記念公園の夏の風物詩として、レインボープール、ひまわりとともに、夏季における集客の一助を担っているそうです。 公園ではサギソウボランティアと協力してこのサギソウを大切に保護育成し、また栽培技術を広く普及することで、多くの来園者に末永くサギソウを楽しんでいただきたいと考えているそうです。
サギソウ品種の見分け方
国営昭和記念公園では、品種別にアオバ、ギンガ、カガヤキの3種類のサギソウを栽培しています。 この3つの品種が8月上旬→中旬→下旬と順に開花するため、昭和記念公園では約1ヶ月間のサギソウ祭りが開催できるのです
青葉 アオバ 開花期8月上旬 花姿が全体に楕円形。羽根の付け根が長い。 葉に紋が入っていない。
輝き カガヤキ 開花期8月下旬 花姿が全体に楕円形。羽根の付け根が長い。 葉に紋が入っており優しい雰囲気、紋の色は「ギンガ」よりも黄色い。
花言葉:神秘、夢でもあなたを想う 名前の由来:花の形が鷺の飛ぶ姿に似ているため 原産地:日本、朝鮮半島、台湾
アクセス 西立川口 JR青梅線西立川駅から徒歩2分 このほか立川口、昭島口、玉川上水口、砂川口があります。 関連のホームページ 国営昭和記念公園 風来坊