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堀切菖蒲園 その1  (H16.6.5)



堀切菖蒲園


堀切菖蒲園


平成16年6月5日(土)〜25日(金)まで、「葛飾菖蒲まつり」が行われております。

葛飾菖蒲まつりは堀切地区の堀切菖蒲園と、水元地区の水元公園の2ヶ所で行われております。

堀切菖蒲園には200種類6000株の花菖蒲が、水元公園では100種類14000株の花菖蒲が咲き誇るそうです。



風来坊、花菖蒲まつりの初日に当たる6月5日、堀切菖蒲園に行って来ました。


というよりも、堀切菖蒲園に花菖蒲を見に行ったならば、菖蒲まつりの初日だったというのが本当の話ですが・・・・。


堀切菖蒲園


堀切菖蒲園



堀切菖蒲園のある堀切は綾瀬川に沿った低湿地で、この付近は染井、向島などとともに昔より特に花菖蒲の栽培に適している所とされています。



堀切に初めて花菖蒲が伝来したのは、いつ頃か明らかではないようですが、一説によると、室町時代に堀切村の地頭久保寺胤夫が家臣の宮田将監に命じて、奥州郡山の安積沼から花菖蒲を取り寄せて自邸に培養させたのが始まりと言われておりま
す。


堀切菖蒲園


堀切菖蒲園



また一説としては、文化年間(1804年〜1817年)堀切村の百姓小高伊左衛門が花菖蒲に興味を持ち、本所の旗本万年録三郎「十二単衣」を、花菖蒲の愛好家松平左金吾から「羽衣」「立田川」などの品種を乞い受け繁殖させたのが始まりとも言われています。



堀切で最初の菖蒲園は、江戸時代末期に開園した小高園で、明治に入ると武蔵園、吉野園、堀切園、観花園などの菖蒲園が開園されたそうです。

この堀切菖蒲園は堀切園の跡です。

他の菖蒲園は閉園、廃園などにより、その菖蒲田は埋められ、殆どが宅地に替わり家が建ち並んでいるようです。


堀切菖蒲園



小青空



現在、堀切菖蒲園には200種類、6000株の花菖蒲が植えられており、江戸時代の有様をしのびながら、数多くの江戸花菖蒲を観賞できるのが特徴です。

見頃は、6月上旬〜中旬頃で、特に早朝や雨の日にしっとり濡れた花菖蒲は由緒あるものです。



「かつしか」という地名は、現在は「葛飾」と書きますが、万葉集や和名抄などの古い文献には「勝鹿」とか「葛餅」あるいは「可都思加」など、いろいろな文字が使われています。


現在の「葛飾」の文字に統一されたのは、寛永6年(1639年)の徳川氏の検地以後のことだそうです。

小笹川


業平



「かつしか」の名称のおこりについては、アイヌ語説、国語解釈説、または南方系民族によってつけられたという説など、まちまちで定説はないようです。


アクセス&入園料

京成本線「堀切菖蒲園」駅から徒歩10分。

駐車場は荒川河川敷で1日1回500円ですが、菖蒲まつりの期間は大変混雑するそうです。

堀切菖蒲園への入園料は無料です。


江戸錦


桜川



堀切菖蒲園の花菖蒲の個別写真は、次ページで紹介します。


  花菖蒲の個別写真はこちらから



              風来坊


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