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御岳山のレンゲショウマ
奥多摩の御岳山では、ケーブルカー御岳山駅より徒歩約8分の富士峰園地北斜面に約5万株のレンゲショウマが自生しており、夏には淡い紫色の可憐な花を咲かせます。 レンゲショウマの群生地としては、日本一といわれており、8月は多くのハイカーで賑わいます。
レンゲショウマは太平洋側の山地の落葉林内に生えるキンポウゲ科の多年草で、細長い花茎を伸ばし、約3〜4cmの下向きの花を付けます。 花が下から見上げるとハス(蓮)の花に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたといわれています。
御岳山のレンゲショウマ群生地 左手山の上にも観光客が
御岳山のレンゲショウマ群生地
今年も御岳山では、8月1日(水)から8月31日(金)の間、「第8回レンゲショウマまつり」が開催されています。 御岳山のレンゲショウマまつりは、今年が8回目と歴史は浅いですが、近年急速にレンゲショウマへの人気が高まっているようです。
レンゲショウマの群生地は標高831mのケーブルカー御岳山駅の傍にあり、JR青梅線御嶽駅から、バス、ケーブルカーを利用する必要があります。 見頃の時期の週末は大混雑で、バスやケーブルカーは相当待たされるとの情報があり、また駐車場も150台程度とあまり広くないことから、なかなか見に行くことができませんでした。
混雑を避けて御岳山に登るには平日の早めのケーブルカーを利用するのが適当ですが、電車、バスを利用すると8時過ぎでないとケーブルカー滝本駅には到着できません。 ということで、自家用車で行くことにして、7月下旬から見頃の時期を探っておりました。 8月上旬に行ったネットの友人2人からレンゲショウマには早すぎたとの情報がありました。
お盆休みの時期は混雑が予想されるのでパスをし、8月20日の週に行くことができればと考えていたところ、8月16日に御岳山に行ったネットの友人からスライドショーが提供されました。 スライドショーではレンゲショウマはまだ蕾も数多く見られ、20日過ぎでも大丈夫な感じでした。
群生する御岳山のレンゲショウマ
アレッ! どちらにピントを合わせばよいかな?
20日、21日はやや天候不安定でしたので、22日に出かけました。 途中の道路が順調で、7時前にケーブルカー滝本駅に到着しました。 ケーブルカー始発の30分以上前で、しかも平日だというのにすでに10台以上の車が、駐車場の開くのを待っていました。 7時30分発の始発のケーブルカーには40名程度が乗車していました。
ケーブルカー御岳山駅より「レンゲショウマ群生地」の案内板にしたがって、数分歩くと「レンゲショウマ群生地へ 左方向急な坂道、真っ直ぐ方向緩やかな坂道」の案内板があり、レンゲショウマもチラホラと咲いていました。 この案内板の左手一帯が富士峰園地北斜面で、左方向は階段のような急な坂道で一挙に斜面の一番上まで行くことができます。 緩やかな坂道は富士峰園地北斜面を右に左にとうねりながら、レンゲショウマを見ながら頂上までいくことができます。
レンゲショウマは斜面を上に行くほど密集している感じで、一番上の斜面は所狭しとレンゲショウマが咲き誇っていました。 風来坊が着いた頃のレンゲショウマ群生地はさすがにガラガラでしたが、時間の経過と共に次第に混雑してきました。 しかし、斜面は比較的広く、散策路もあちこちに作られていますので、比較的ゆっくりと見ることができます。
ケーブルカーは時刻表では20分間隔となっていますが、この日は10分間隔で運行されていました。 風来坊は13時過ぎのケーブルカーで下山しましたが、大部分の方がバス利用でした。 発車間際のバスは満員で、停留所には多くの人の列ができていました。 バスは1時間に2本となっており、増便されているか否かは不明ですが、この時期電車・バスで来るのは大変な感じです。
アクセス 電車利用の場合の最寄り駅はJR青梅線御嶽駅です。 JR青梅線御嶽駅からケーブル下行きバス(約10分、270円)でケーブルカー滝本駅まで。 滝本駅からケーブルカー(約6分、片道570円、往復1090円)で御嶽山駅。
レンゲショウマを下から見ると
レンゲショウマを上から見ると
駐車場 ケーブルカーの滝本駅まで車で行けます。 駐車台数:154台 料金:軽・普通車1000円、軽・普通車(宿泊)1800円。 大晦日は特別料金です。
ケーブルカー・青空号
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