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渡月橋近くの枝垂れ桜 前方に東京ドームと東京ドームホテルが見えます
渡月橋近くの枝垂れ桜
小石川後楽園には桜の時期に行ったことがありません。 桜の総本数55本と小規模ですが、シダレザクラ満開との情報に興味を引かれて、六義園からの帰りに立ち寄ることにしました。
白い枝垂れ桜
小石川後楽園の入口から真っ直ぐ進むと、正面に満開のシダレザクラが出迎えてくれました。予想していたよりも素晴らしい光景です。 さらに入口から左手に進んだ渡月橋の手前にも見事なシダレザクラが2本咲いていました。なんだか得をした気分でした。
また、大泉水の周りにはソメイヨシノも満開になっていました。 昨日からの5月上旬並みの陽気で一挙に満開になったようです。 枝垂れ桜とソメイヨシノを一緒に見ることのできたラッキーな桜見物でした。
大泉水近くの枝垂れ桜
小石川後楽園は水戸黄門ゆかりの大名庭園です。 江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の上屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。 庭園の様式は池を中心にした回遊式築山泉水庭園になっています。
光圀は作庭に際し、明の儒者である朱舜水の意見をとり入れ、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものとなっています。 また、各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。
大泉水近くの枝垂れ桜 一番が渡月橋近くの枝垂れ桜
庭園内のソメイヨシノ
庭園の名前も、中国の「岳陽楼記」の中の「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ」から「後楽園」と名付けられました。 小石川後楽園は小石川台地の先端にあり、神田上水の分流を引入れ築庭されました。 また、光圀の儒学思想の下に築園されており、明るく開放的な六義園と好対照をなしています。
小石川後楽園は昭和27年3月、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定されています。 特別史跡と特別名勝の二重指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮とここの二つだけです。
東京ドームと東京ドームホテル
全国でも京都の鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)、醍醐寺三宝院、奈良の平城京左京三条二坊宮跡、厳島を合わせ7ヶ所だけだそうです。 庭園のすぐ隣には東京ドームがあります。 左の写真は東京ドームと東京ドームホテルです。
アクセス 都営地下鉄大江戸線飯田橋下車 徒歩2分 JR総武線・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線飯田橋下車 徒歩8分 東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園下車 徒歩8分
入園料 300円 関連のホームページ 小石川後楽園 風来坊