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神宮外苑のイチョウ並木 青山通りから絵画館を望む
「神宮外苑いちょう祭り」が今年も11月12日〜12月4日の間、開催されています。 HPの友人2人から「神宮外苑いちょう祭り」に関するレポートがあり、風来坊もあわてて馳せ参じました。
青山通りに面した神宮外苑入口から外苑中央広場円周道路に至る300mに、街路樹としてイチョウが植栽されています。 このイチョウ並木は、春の芽生え、夏の青葉、秋の紅葉、冬の裸木と、その人工自然美の素晴らしさから、四季を通じて都民に親しまれています。
神宮外苑のイチョウ並木
特に白亜の絵画館を望む4列のイチョウの大木が創り出す景観の美しさは、世界的に知られているとのことです。 青山通りの入口から円周道路までの300mの並木には、9m間隔でイチョウが植えられています。 また、途中で西折して秩父宮ラグビー場に至る2条もあり、合計で146本のイチョウが植えられているとのことです。
神宮外苑のイチョウ並木は大正12年(1923年)にできました。 代々木の宮内省南豊島御料地内の苗圃で、樹高6m内外に成長していた1,600本より選ばれ、更に年々樹形を整えてきたものを植栽したものだそうです。 現在では最高の銀杏は高さ28m、目通り周り2m70cm、最低でも高さ17m、目通り周り1m60cmに成長しております。
神宮外苑のイチョウ並木 絵画館から青山通りを望む
イチョウ並木の美しさのポイント イチョウ並木の美しさのポイントの第1は、絵画館を眺望する遠近法(絵画の手法)の活用にあります。 樹高順に青山口より降り勾配にしたがって植えられ、地盤も青山口から絵画館寄りでは約1m下がっているそうです。
イチョウ並木の散歩道 左のレストランは超人気でいつも長蛇の列が
ポイント第2は、剪定による樹姿端正さの維持です。 4年に1度、葉のない11月から3月にかけて円錐三角に樹姿を整える作業が行われています。
レストランは女性に占領されているようです
イチョウ並木の散歩道
イチョウ並木のタクシー(?)
イチョウの樹齢は97年(2005年現在)です。 神宮外苑のイチョウは、明治41年(1908年)に新宿御苑在来木から採集したものを豊島御料地の苗圃に蒔いたものです。 この時の兄弟木は、スケート場前から明治神宮北参道に通じるJR千駄ヶ谷駅前道路の並木など、内・外苑の各所に植栽されているそうです。
イチョウ並木
アクセス 東京メトロ半蔵門線青山1丁目、都営大江戸線青山1丁目から徒歩3分 関連するホームページ 明治神宮外苑 風来坊