御柱祭は上社、下社それぞれに山から直径約1m、長さ約17m、重さ10トンにもなる巨木を8本切り出し、上社は約20km、下社は約12kmの街道を、木遣りに合わせて人力のみで曳き、各お宮の四隅に建てるものです。
4月の「山出し」と5月の「里曳き」とがあり、山出しでは、たくさんの観衆が見守るなか巨木の御柱が次々と坂を下る「木落し」、上社では冷たい水が流れる川を曳き渡る「川越し」あり、男の度胸試しにふさわしい壮観な見せ場があります。里曳きでは、長持ち、騎馬行列など時代絵巻が見ものです。
大社の御柱がすむと諏訪地方の神社では御柱祭が行われます(小宮祭といいます)。この年は諏訪大社の御柱祭から始まり小宮の御柱祭で一年が終わります。
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