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松田山の河津桜
神奈川県北西部の松田町で、2月13日(土)〜3月13日(日)の間、「第18回まつだ桜まつり」が開催されました。
「まつだ桜まつり」の会場は、富士山や足柄平野、相模湾が見渡すことができる、松田山の中腹にある西平畑公園です。 西平畑公園は、松田山全山公園化事業の一環として整備された公園です。 公園内には松田山ハーブガーデン、子どもの館、芝生広場、ふるさと鉄道(ミニSL)、自然館、遊歩道など自然にふれあうスポットがあります。
この公園内の松田山の斜面に、約360本の河津桜(早咲き桜)が植えられています。 河津桜は急な斜面に植えられており、斜面の中にジグザクの遊歩道(桜並木)が設けられています。 斜面を右に左に蛇行しながら桜を観賞できるようになっています。 しかも、天気の良い日には富士山を間近に見ることができ、桜と富士山のコラボレーションを楽しむことができます。
小田急線新松田駅あるいはJR御殿場線松田駅のホームから、前方の山の斜面にピンク色に染まった桜まつり会場を望むことができます。 山頂の桜まつり会場までは小田急新松田駅から徒歩約25分、JR御殿場線松田駅北口から徒歩約20分で行くことができます。 小田急新松田駅から経路に沿って案内板が掲示されており、案内板を見ながら会場まで歩いて行くことができます。
小田急線新松田駅から5分ほどでJR御殿場線松田駅北口です。 松田駅北口から桜まつり会場までのシャトルバスが運行されています。 松田駅北口から案内板にしたがってだらだらとした上り坂を10分程度進むと桜まつり会場入口です。 ここから松田山ハーブガーデンのあるメイン会場までは、遊歩道が設けられており、その左右に桜が植えられています。ここからは左右の桜を眺めながら登ることになります。
今年は暖冬の影響で河津桜の開花が早く、松田山も2月19日には満開になりました。 松田山を訪ねる機会がなかなかなく、2月22日にやっと訪ねることができました。 松田町の桜の一番のポイントは、桜と富士山のコラボレーションです。 小田急線の新松田駅に8時30分過ぎに到着すると、富士山は見えましたが、雲がかかりつつありました。
この時間は、シャトルバスは運行されていませんので、新松田駅から徒歩で上ることにしました。 桜まつり会場に到着すると、満開の桜が出迎えてくれました。 しかしながら、肝心の富士山が会場入口到着時は見えていましたが、あっという間に雲に包まれてしまいました。
桜まつり会場入り口からシャトルバスの山頂駅のそばにある「子供の館」までは、山の斜面に設けられた遊歩道を上ることになります。 シャトルバスや自家用車の通行する道路には殆ど桜は植えられておりませんので、松田山の斜面に植えられている桜を観賞するには、この遊歩道を歩く必要があります。
富士山撮影スポットですが!
遊歩道は山の斜面を右に左にと縫うように設けられており、比較的急な勾配の場所と平坦に近い場所とが交互にあります。 しかしながら、さくら会場入り口から子供の館までは、遊歩道の左右に桜が続いており、桜を眺めながら、そして写真を撮りながら上ると、坂道もほとんど苦になりません。 今年は桜の下に植えられている菜の花も見頃でした。
遊歩道からは斜面の位置の関係で、富士山を見ることがほとんどできませんが、遊歩道の中間地点付近に1個所富士山の撮影スポットが設けられています。 撮影場所には大きな三脚が設けられており、一人しか入れませんので、皆さん順番を待って桜と富士山を撮影することになります。 今年は三脚の前方の枝が刈り取られて富士山を撮影しやすいようになっていましたが、肝心の富士山が雲隠れでした。
子供の館前のシャトルバス山頂駅が遊歩道の最高地点になります。 最高地点付近の広場からは正面に富士山を眺めることができ、桜と富士山の撮影スポットも何か所かありますが、富士山は雲隠れでした。 また、最高地点には展望台が設けられており、ここから小田原方面を展望することができます。 また、展望台のそばの菜の花も満開で、桜と菜の花のコラボレーションも見事でした。
富士山にあっという間に雲が!
「子供の館」を右手に見て奥の方に進むと、「ふるさと鉄道駅」「自然館」などがあります。 「子どもの館」から「自然館」の間の遊歩道沿いにも河津桜が植えられています。 「ふるさと鉄道」は、山岳鉄道の「シェイ式蒸気式機関車」と小田急の「ロマンスカー」とが運行されており、始発の「ポンポコ駅」から終点「コンコン駅」までを往復します。 高低差は30m、片道600m、約30分の列車の旅です。 どちらも実物の1/6スケールで、5両編成、20人乗りです。 途中、スイッチバックや鉄橋、踏切もあり子供に大人気です。
「まつだ桜まつり」ではライトアップが行われます。 ライトアップは、5分咲き程度から開始されます。 点灯時間は午後5時から午後9時です。 今回は、引き続いて瀬戸屋敷のひな祭りを訪ねるため、早々に退散しました。
子供の館の雛の吊し飾り
「まつだ桜まつり」関連イベントとして、「子供の館」では、雛のつるし飾り展示が行われていました。 この吊しひなの飾りは、ひな人形の代わりに手作りの人形を飾ったのがはじまりで、松田町でも伝承されているとのことです。 地元の方々手作りの色とりどりの雛のつるし飾り約5500個が飾られています。 なかでも、約5m(530個の)の雛のつるし飾りは見応えがあります。
展示期間は「まつだ桜まつり」と同じです。 展示は9時30分から16時です。 仲町商店街のお店にも雛の吊し飾りを見ることができます。
「子どもの館」の隣りに松田山ハーブガーデンがあります。 松田山ハーブガーデンは、181種、16500本のハーブが植裁されたハーブ園です。 ハーブ館には、リース作り等が体験できる工房やハーブ料理が楽しめるレストランもあります。 また、数々のハーブグッツも販売されています。
アクセス 小田急線新松田駅から徒歩25分。 JR御殿場線松田駅北口から徒歩20分。 JR御殿場線松田駅北口からメイン会場まで30分間隔でシャトルバスが運行されています。見頃の時期は臨時便が増便されます。 料金は片道150円です。
駐車場 メイン会場付近は約50台です。 混雑時は臨時駐車場を利用し、シャトルバスでの移動になります。 関連するホームページ 松田町観光協会 風来坊