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三浦海岸桜まつり (H28.2.19)


三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜

河津桜は早咲きで知られ、花の色がソメイヨシノよりも桃色が濃く、花期が1か月間と長いのが特長です。

名前のとおり伊豆の河津が有名ですが、三浦半島でも1000本の河津桜が、三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの京浜急行の線路沿いに、薬1kmにわたって植えられています。



三浦海岸の河津桜


特に三浦海岸から三崎口に向かう線路沿いには河津桜のほか、菜の花も同時に咲き誇り、晴れた日には青空とピンクと黄色の3色のコントラストがとても綺麗です。

都心から近い河津桜の新名所として、例年多くの観光客で賑わいをみせています。

昨年は29万人が三浦海岸の河津桜を見に訪れたとのことです。

今年も2月13日(土)〜3月13日(日)の間、第14回三浦海岸桜まつりが開催されました。


三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜

三浦海岸の河津桜は、「三浦海岸まちなみ事業協議会」という、有志のグループが三浦海岸地区を元気づけようとして、平成11年から植裁をはじめました。

「三浦海岸桜まつり」は平成14年からはじめられました。

「三浦海岸まちなみ事業協議会」は、三浦海岸周辺の商店主らが中心となって活動している町おこしの団体です。



三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜


今年は暖冬の影響で河津桜の開花が早く、伊豆の河津町では桜まつりが開幕した2月10日は川沿いの桜が早くも1分〜2分咲きとなっていました。

2月15日には早くも原木が満開で、川沿いの桜も見頃を迎えつつありました。

三浦海岸の河津桜も2月11日に2分〜3分咲き、2月15日には5分〜6分咲きと順調に開花し、2月17日には7分〜8分咲きとなりました。

例年よりも2週間ほど早いペースです。


三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜

河津桜は8分咲きの頃が一番綺麗だといわれており、2月19日に三浦海岸に出かけることにしました。

三浦海岸駅に到着すると、駅前の河津桜はすでに満開でした。

駅前にテント村が設置されています。

ここでは、軽食や飲み物、地元特産品、桜おこし、大根焼酎などの販売が行われています。



三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜


テント村を横目に見て、三浦海岸駅から提灯やのぼり旗を目印に10分程歩くと、桜まつりの会場に到着です。

この日は平日にもかかわらず、河津桜が見頃ということで朝早くから多くの方が見に来られており、迷うことなく会場に到着することができました。


三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜

会場入口から京浜急行の線路に沿って遊歩道があります。

伊豆の河津町に較べるとやや狭い遊歩道ですが、ここが桜まつりの会場です。

遊歩道に沿って菜の花と河津桜のコラボレーションが続いています。



三浦海岸の河津桜


遊歩道の桜は植裁されて約15年ですが、見事に成長し、伊豆の河津桜と変わらないくらい見事に花を咲かせています。

会場入口から京浜急行の線路沿いの遊歩道を500mほど進むと、右側に小松ヶ池の入口があります。


三浦海岸の河津桜



小松ヶ池の河津桜



小松ヶ池の河津桜



小松ヶ池の河津桜

小松ヶ池の入口の少し手前の左側の坂道を登ると京浜急行の線路の上を渡ることができます。

この陸橋の上が、三浦海岸の河津桜と京浜急行の電車を撮影できる最大の景観スポットです。

陸橋の上は金網が張られているため、金網の南側はカメラの砲列ができていました。


また、坂道を登る途中から左手の丘の上に登ると富士山と河津桜を撮影できるスポットです。

この日は12時過ぎまで富士山を見ることができてラッキーでした。

この場所はあまり知られていないようで、比較的空いていました。


小松ヶ池の河津桜



小松ヶ池の河津桜



小松ヶ池の河津桜



小松ヶ池の河津桜

陸橋を渡り案内にしたがって500mほど進むと小松ヶ池公園です。

小松が池公園は、約3.haの公園ですが、三浦半島有数の渡り鳥の飛来地である1.haの溜池があり、野鳥、昆虫類、植物などの自然生態を観察できるとのことです。

渡り鳥としては、ゴイサギ、コサギ、オナガガも、ヒドリガモ、カイツブリなどを見ることができるようです。



三浦海岸からの富士山



三浦海岸からの富士山


小松ヶ池公園では池に写る桜を撮影できるのですが、この日は風が強くて池の桜は撮影できませんでした。

逆に風が強いので富士山を撮影できましたが!


三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜

小松ヶ池の傍らに、池の由来が掲げられていました。

『この大沼は「小松ヶ池」あるいは「お松ヶ池」といい、古くから里人の間に、この池にまつわる物語が語り継がれています。

むかし、この池のあたりがまだいくつかの小さな田に分かれていた頃、お松という働き者の嫁が一人田植えに励んでいました。


お松は意地悪の姑に、一人ではとても無理なほどの田植えを言いつけられたのです。

すでに太陽は、西山にかくれようとしているのに、田植えが終わらず、困り果てたお松は天を仰いで「あと半刻あれば田植えも終わるものを」と嘆き悲しみました。すると不思議なことに西山に沈もうとした太陽がにわかに数尺も高く東へ戻り、お陰でお松は無事に田植えを終えることができました。


三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜



三浦海岸の河津桜

しかし、その時、あたり一面は深い泥沼と変わり、お松は水に呑まれてしまいました。

それからというもの雨の多い年が続いて、やがてこの一帯はごらんのような池になったといわれています。』


アクセス

京浜急行「三浦海岸駅」から徒歩10分。

駐車場はありますが、桜まつりの時期は大混雑のようです。


入場料:無料


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    風来坊


三浦海岸の河津桜


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