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ブラフ18番館の装飾
横浜山手西洋館では2001年から「花と器のハーモニー」が開催されており、今年で14年目を迎えます。 「花と器のハーモニー」は、フラワーアレンジとテーブルコーディネートにより西洋館を美しく装い、訪れる人に普段とは一味違った西洋館を愉しんでいただくことを目的でスタートしたとのことです。
開催に当たっては毎年テーマが設けられていますが、14回目の今年のテーマは「横濱山手のおもてなしをメインテーマにスイーツがキーワード」です。 今年も、「館・花・器」のコーディネートされた素晴らしい作品が、各館に展示されています。 このイベントはここ数年6万人を超える人達が訪れています。
今年は6月7日(土)から6月15日(日)の間、開催されました。 開催期間中は、様々なセミナーや関連イベントも行われます。 また、当イベントの関連イベントとして「花と器のハーモニーinアメリカ山公園」も開催されます。
ブラフ18番館 ブラフ18番館のテーマは「スィーツ*シンフォニー」in横浜山手〜nice cup of tea〜です。
作品のコンセプトは モダン文化発祥の地、横浜。 横浜はじめて物語にはスィーツの誕生もあります。 ブラフ18番館はスィーツのある“おもてなし”を4つの 「ティーパーティー」が奏でます。 誰もが幸せを感じるとき・・・・それは一杯のお茶とピッタリなお菓子に出会えた時。 第一楽章 ウェディングシャワーティーパーティー 第二楽章 ガーデンティーパーティー 第三楽章 チャイニーズティーパーティー 第四楽章 野点MODAN
竹内 薫の作品です。 竹内 薫 フード&テーブルコーディネーター。The Table “ALICE”主宰 2000年より自宅にてテーブルコーディネート&おもてなしサロンを開始。 デパート、住宅展示場などでテーブルコーディネート、フラワーアレンジ、中国茶、薬膳料理などのイベントを企画実施。
他、広告用フード&テーブルスタイリング、食品メーカーのお料理講座を担当中。 各種パーティー料理、演出も行っている。 2009年東京ドームテーブルウェアー展「優しい食卓コンテスト」にて入賞。 2010年12月横浜山手洋館のクリスマス事業「ブラフ18番館」にてベルギーのクリスマスを担当。 2009年より横浜山手洋館にて季節のテーブルコーディネートを展示中。
ブラフ18番館は、大正末期に山手町45番地に建てられた外国人住宅です。 戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使用されてきました。 建物は木造2階建てです。1、2階とも中廊下型の平面構成で、フランス瓦の屋根、暖炉の煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、震災前の外国人住宅の特徴がみられます。
平成3年に横浜市が部材の寄付を受け、現在地に移築復元しました。 館内は震災復興期(大正末期〜昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示しています。 平成5年から一般公開されています。
外交官の家の装飾
外交官の家 外交官の家のテーマは「受け継がれる暮らしの美」です。
作品のコンセプトは 長い歳月を経て、先人たちの暮らしを見つめ続けてきた洋館。 守り、受け継がれる美しい暮らしに想いを馳せ、Arts & Crafts 運動の提唱者であるウィリアム・モリスの意匠とバーナード・リーチにゆかりの現代英国陶芸の器、六月の美しい花々でコーディネイトします。 Artists & Craftsmanたる作家たちの力とともに。
谷口 則子の作品です。 谷口 則子 フラワーデザイナー。Non Floral Studio代表。 フラワーアレンジメントのレッスン、ブライダル、ディスプレイなど多岐にわたる花装飾に携わる。
インターネットの楽天市場にノン フローラル スタジオを出店。 プリザーブドフラワーアレンジメント、ドライリース、アートフラワーコサージュなどをデザイン、制作、販売する。 2004年「花と器のハーモニー」で111番館を担当。以後、山手西洋館で作品展を開催している。
外交官の家は、明治43年、明治政府の外交官・内田定槌の私邸として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により、東京渋谷の南平台に建てられたものです。 木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、アメリカンビクトリア様式で建てられています。
平成9年(1997年)に、横浜市は、内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復元し、一般公開しました。 そして同年、国の重要文化財に指定されました。
室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体験できるようになっています。 寝室から続く八角形のサンルームは、陽子夫人がプライベートルームとして使っていました。 陽の光がふんだんに射し込むガラス張りのサンルームは西洋館に共通の特徴的な部屋といえます。 屋外に出る扉もなく、室内というよりも屋外として捉えられていたようです。
べーリック・ホールの装飾
ベーリック・ホール ベーリック・ホールのテーマは「ようこそ私たちの空間へ」です。
作品のコンセプトは 文化の違う二人が飾る空間。 ヨーロピアンテイストの中に和が融合してできる西洋人が感じる和の空間を、五感で感じとって下さい。
平井 パダル カトリン、平井昭臣の作品です。 平井 パダル カトリン フィンランド国家認定スターフローリスト。エストニア共和国出身。 エストニア人として3人目のマスターフローリスト。 フィンランドチャンピオンのヨウニセッパネン氏に師事。
活動の拠点を日本へ移してからは、国内外でデモンストレーションやレッスンを行いながら、パリに本社のあるホームファッションブランド「SIA」のデザイナーとして国内百貨店にて定期的にデモンストレーションを行う。 2009年イギリス館「花と器のハーモニー」、2011年ベーリック・ホール「世界のクリスマス」を飾っており、今回で3回目。多くの会員制ホテルのクリスマス装飾を担当。
平井昭臣 フローリスト。ひらい花店代表 ヨーロピアンデザインに魅せられ、フラワーデザインをオランダ・ベルギー・スウェーデン・フィンランドで学ぶ。 一般社団法人日本生花通信配達協会主催フラワードリーム ジャパンカップ2009優勝。 2011年インターコンチネンタルカップin台湾へ日本代表として参加。 テーブルディスプレー・ハンドタイドブーケ部門で2位。 2013年グランドチャンピオンシップ出場。 会員制ホテルの婚礼・装飾を担当。異業種とのコラボレーション商品を提案。
ベーリック・ホール(旧ベーリック邸)は、旧山手居留地の中心部、エリスマン邸のすぐ隣りに建つ、明るいベージュ色の外壁をした大きな西洋館です。 横浜山手に現存する山手外国人住宅の中で、もっとも規模が大きく、建築的にも内容が充実した横浜山手を代表する歴史的建造物です。
昭和5年(1930年)、イギリス人貿易商B.R.ベーリック氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.H.モーガンの設計により建造されました。 600坪の敷地に建つベーリック・ホールは、木造2階建て、地下部分は鉄筋コンクリート造りで、スパニッシュ・スタイルを基調にしてデザインされています。
東西に長い敷地にあわせて建物も東西に長い形をしており、前面の南側には庭が広がっております。 平成13年(2001年)、建物が所在する用地を元町公園の拡張区域として買収するとともに、建物については宗教法人カトリック・マリア会から寄付を受け、復元・改修等の工事を経て、平成14年(2002年)7月から建物と庭園を公開しています。
アクセス 山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分 外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分 入館料 花と器のハーモニーは全館無料です。
関連するホームページ 横浜市緑の協会(花と器のハーモニー) 花と器のハーモニーその2へ 花と器のハーモニーその3へ 風来坊