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長岡今朝吉記念ギャラリー
「楽山園」のとなりに「長岡今朝吉記念ギャラリー」があります。 名誉町民である長岡今朝吉氏から寄贈された絵画96点の中から、30点程度を順次展示しています。
赤城神社
「長岡今朝吉記念ギャラリー」から「楽山園」入口に戻り、甘楽第二中学校に沿って道なりに進むと「甘楽町歴史民俗資料館」からの道「群馬県道46号線」に戻ります。 右折して県道に沿って50mほど進んだ左手にある路地に入り、100mほど進んだ左手が「龍門寺」、さらに100mほど進むと「赤城神社」です。
龍門寺
雄川堰沿いの遊歩道
「龍門寺」のそばから「雄川堰」に沿って進むことができる遊歩道があります。 遊歩道を道なりに300mほど進むと県道46号線に戻ります。
崇福寺
県道に沿って300mほど進んだ左手が「崇福寺」です。 「崇福寺」は小幡藩主の織田宗家の菩提寺で、ここに小幡藩主織田信雄から信富に至る7代の墓があります。
織田宗家7代の墓:2代〜7代
織田宗家7代の墓:初代信雄
元和元年(1615年)、織田信長の次男である信雄は、大和松山(奈良県大宇陀町)と上野小幡合わせて5万石の領主となり、子の信良が入封して小幡織田氏の藩政が始まりました。 その後、明和4年(1767年)の事件で、出羽高畠に移封されるまで、8代152年にわたり小幡藩を統治しました。 織田氏の墓石はいずれも五輪塔で、初代信雄から7代信富までの歴代順に並んでいます。
吹上の石樋 石樋の下が堀沢川
崇福寺から県道46号線を横切って20mほど進むと、雄川堰に沿った道路に出ます。 左折して雄川堰に沿って上流に向かって300mほど進むと「吹上の石樋」です。 「吹上の石樋」は、堀沢川を横断する雄川堰に設けられた水路で、石材を組み合わせて構築されています。雄川から引き入れた水は、長さ7.7mの巨大1枚岩を組み合わせたこの石樋を通り、雄川堰へと流れていきます。
吹上の石樋
石樋の記念碑
石樋の掛け替えは、小幡藩最後の藩主松平正恕の命により、慶応元年(1865年)に行われました。 石樋の底石は、2石を組み合わせて構築されており、水路底面は上手に整形され、両石間は段差がわからないほど精巧に仕上げられています。 石樋工事完成を祝して建てられた記念碑である「石樋記」には、工事に至る経緯や江戸時代の工事方法、工事状況等が記されており、資料価値の高い石碑です。
長厳寺
「吹上の石樋」から上流に100mほど進んで右折し、橋を渡って雄川の左岸に出て、下流に向かって100mほど進んだ左手が「長厳寺」です。 甘楽町は磨崖仏(まがいぶつ)が点在しています。
雄川沿いの遊歩道
磨崖仏は、そそり立つ岩壁や岩壁を龕状に彫った内側に刻まれるなど、自然の岩壁や露岩、あるいは転石に造立された仏像をいいます。 切り出された石を素材に造立された石仏(独立石仏)は移動することが可能であるが、磨崖仏は自然の岩壁などに造立されているため移動することができません。 長厳寺の磨崖仏は顔のみであれば日本最大といわれており、裏山に登るとみることができるそうですが、看板もなく見落としてしまいました。
甘楽ふるさと館
「長厳寺」から雄川沿いに設けられている遊歩道を下流に向かって1Kmほど進むと「甘楽ふるさと館」です。 「甘楽ふるさと館」という名前から、資料館かと思いましたが、宿泊施設でした。 建物は、昔からこの地方で盛んな養蚕農家をモチーフとした天窓のある瓦屋根がポイントです。 豊かな自然の中で、田舎暮らしをエンジョイできるようになっており、地元の産物を使って手作りの味に挑戦する「旨いもの体験」や、農産物を収穫する「農業体験」、手作りならではの「こんにゃく作り体験」など珍しいふるさと体験ができます。
雄川
せせらぎの路からの展望
せせらぎの路
「甘楽ふるさと館」から雄川を渡ってすぐ左折し、雄川沿いの遊歩道「せせらぎの路」を下流に向かって700mほど進むと「道の駅甘楽・甘楽町物産センター」です。 「道の駅甘楽・甘楽町物産センター」では、甘楽町で生産された新鮮な野菜や果物、漬け物や工芸品・お土産を販売しています。また、姉妹都市イタリアのチェルタルド市から直輸入したワインも人気です。 また、城下町小幡の歴史散策や観光案内などもあり、車で来た場合はまず立ち寄りたい場所です。
「道の駅甘楽」から雄川沿いの道を下流に向かって1Kmほど進み、高速道路・上信越道の下を潜った先の交差点を右折して200mほど進んだ左手が「こんにゃくパーク」です。 新工場設立を機に、これまでの「こんにゃく博物館」が今年の4月26日に「こんにゃくパーク」として生まれ変わりました。 群馬県はこんにゃく芋の収穫量が6万1700トンで、国内全体の生産量の9割を占めています。
道の駅 甘楽
こんにゃくパーク
こんにゃく芋はサトイモ科の多年生植物で、土壌の排水にすぐれ低温で風害の少ない土地に適しています。このため、群馬県の西・北部の山間部の中心的な耕作物として、明治時代から産地化されてきました。 こんにゃくは成長が遅いため、収穫できる大きさになるまで3年もかかります。寒さに弱いため、1年目ですべて掘り起こし、春になるまで貯蔵庫で貯蔵し、春にまた畑に植えなおします。 貯蔵庫で保管する量は30トンにもなるとのことです。
こんにゃくパークは、「ゼリー工場ゾーン」「こんにゃく・白滝工場ゾーン」「バイキング・おみやげ工場ゾーン」の3つに分かれています。 「こんにゃく・白滝工ゾーン」では、工場見学用に作られた通路から、原料のこんにゃく芋からこんにゃくやしらたきが作られ製品として梱包されるまでを順に見学することができます。 残念ながらこの日は「こんにゃく・白滝工場ゾーン」は機械のメンテナンスのため休止していました。
「バイキング・おみやげゾーン」では、こんにゃくパーク限定商品や群馬の名産品が購入できるほか、20種類以上のこんにゃく料理がずらりと並んだバイキングを無料で楽しむことができます。 「こんにゃくパーク」から3分で「甘楽町役場(ゴール)」です。 城下町小幡散策 その1へ 風来坊