園長さんからのメッセージ
足利フラワーパークのホームページには、この時期塚本園長からのメッセージが掲載され、訪問する際の参考となります。
風来坊が行った翌々日の5月5日のメッセージを紹介します。
藤の見頃は僅か10にというのが印象的でした。
1年に1回のチャンス
梅、桜、藤、ボタン、花菖蒲、朝顔、アジサイ、季節を花歳時記で表すことが多い日本ですね。今も変わらずですが、最近では、芝桜、ネモフィラなど新たな名所もたくさん知られるようになり、花を求めて旅をする方が多くなりました。
園内も多くの皆様の「わぁーきれい」がこだましています。当園のスターは大藤、白藤のトンネル、きばな藤のトンネルと藤300本ですが、主役に劣らずのわき役がすごい。
一重咲き、2段咲きの5000本のクルメツツジ、多彩な1500本のシャクナゲ、ハナミズキの大木、ハンカチの木、黄色の牡丹など、百科爛漫とはまさにこの園のことであるとご来園のお客様方がおっしゃってくださいます。ぜひ園内の隅々まで、ご鑑賞いただきたいと存じます。
大藤は花房を長く伸ばし、存在感は圧巻です。
GWも今日と明日の残り二日、今日の午後には少雨が予想されていますが、全力で咲き進んでいる花たちにとっては恵みの雨かもしれません。(夜に降ってくれると一番うれしいのですが)
350日手をかけ、心をかけて、手入れをしています。花を咲かせて美しいのはたった10日間です。フジを管理する私たちにとっては、1年はたった一度の経験、勉強です。
また来年もきれいに咲いてほしいと願っての作業が、開花終了と同時に、花殻摘みから始まります。大藤、そして純白の白藤のトンネル、きばな藤、つつじ、シャクナゲの競演をお楽しみくださいませ。
前に進み、立ち止まって見、腰を下ろして見て、振り返って見て、池をのぞいて見てください。新たな感動をお渡しできることと存じます。
皆様の心が豊かな時間でありますように。
園長 塚本こなみ
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