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開成町のあじさい その1 (H26.6.15)

開成あじさいの里


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

足柄郡開成町は神奈川県で一番小さな町です。

開成町はあじさいの名所として有名です。

今年も6月7(土)〜15日(日)の間、「2014開成あじさい祭」が開催されています。

今年で27回目です。



あじさいの里



あじさいの里


あじさい祭りが開催されている場所は「あじさいの里」と呼ばれています。

この「あじさいの里」がある開成町北部地域は、農業振興地域ですが、水路やほ場が未整備で、農業経営の合理化に支障をきたしていたため、昭和53年から農業基盤総合整備事業が実施されました。


あじさいの里



あじさいの里

ほ場整備事業は、農地と用排水路、農道等を農作業がしやすいように一体的に整備するとともに、換地を効果的に取り入れ、零細で分散していた農地を集団化することで、効率的な営農ができることを目的としています。

また、ほ場整備に併せて非農用地の創設や 再配置を行うことによって、地域の計画的な土地利用が可能となるなど、農村地域の総合的な 社会資本整備の役割も果たしています。



あじさいの里



あじさいの里


北部地域のうち、上島・金井島地区のほ場整備(17ヘクタール)は昭和58年に完成しました。

ほ場整備により、水田、畑、農道や用水路が整然と整備され、農作業には非常に便利になりましたが、施工前の自然の景観が失われ、味気ない機能的な地域になってしまうため、緑化事業を推進することになりました。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

具体的には、町の花あじさいを農道や水路沿いに植え、今までのあじさいの名所にない風景を作り出すことを目的に、昭和58年に1420株、昭和59年に3580株、合計5000株が植裁されました。

植裁対象面積は17ヘクタールで、植裁延長は10.6kmにもなるそうです。

あじさいの種類は西洋アジサイと額アジサイで、事業費は350万円だったとのことです。



あじさいの里



あじさいの里


将来的に農業従事者と地域住民のふれあいの場となるよう、この地域一体を「あじさい農道」と名付けられました。

その後、あじさい祭の開催に伴って町外にPRする必要が出てきたことから、面的な広がりを表現するために平成3年度から「あじさいの里(あじさい農道)」と呼ぶようになっています。


あじさいの里



あじさいの里 見晴台から



あじさいの里 見晴台から



あじさいの里

今年はあじさいの開花は早かったのですが、「あじさい祭」の最終日の6月15日(日)にイベントを企画し、友人たちと出かけることにしました。

開成町の「あじさい祭会場」は、「あじさいの里」「あしがり郷瀬戸屋敷」「岡野あじさいの里」の3つで構成されています。

今年も、昨年同様にこの3つの会場に加え、「山アジサイ小苑」「南足柄ハナアオイ祭り会場」も訪ねることにしました。



あじさいの里


バスの停留所「吉田神社入り口」の傍から案内にしたがって「JAかながわ西湘」の建物を右手に見て100m程進むと「開成あじさいの里」です。

「開成あじさいの里」は、ほ場整備により整然と区画整理された田畑が拡がっており、農道も真っ直ぐに延びています。


あじさいの里:ミニSL



あじさいの里



あじさいの里

田畑を碁盤の目のように区切る道や水路があり、それに沿って5000株のアジサイが植えられています。

水田には稲が植えられており、のどかな田園風景とあじさいとが見事にマッチしています。

例年は混雑を避けるため朝早く訪ねますが、今年はウォーキングのイベントを企画し、小田急線新松田駅から歩いて訪ねましたので、「開成あじさいの里」に到着したのは10時少し過ぎでした。


「開成あじさいの里」は、10時から農道が歩行者天国になります。

このため会場内では、歩行者天国となっている「あじさい農道」を多くの人が散策していました。

「開成あじさいの里」を訪ねるのは、昨年よりも1週間遅かったので、見頃過ぎでないかと心配でしたが、見頃のあじさいが出迎えてくれました。

今年は晴天でしたが、富士山は残念ながら雲の中でした。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

開成町の「あじさい祭」は、「開成あじさいの里」「岡野あじさいの里」「あしがり郷瀬戸屋敷」の3つに分かれていますが、「開成あじさいの里」がメインです。

「開成あじさいの里」には、いくつかの休憩所が設けられており、それぞれの休憩所で買い物や休憩ができるようになっています。



あじさいの里


あじさい祭開催期間中は、さまざまなイベントが行われます。

しかも、これらのイベントは「開成あじさいの里」のメイン会場で開催されますので、多くの観光客は「開成あじさいの里」のあじさいを見ると帰られるようで、「あしがり郷瀬戸屋敷」や「岡野あじさいの里」まで足を運ぶ人は少ないです。

特に、「岡野あじさいの里」には殆どの方が訪れないようです。


あじさいの里



あじさいの里

「開成あじさいの里」のほぼ中央付近にある、「したしみ通り(アナベル通り)」にはアナベルが植えられています。

近年人気のアナベルですが、開成町のアナベルも比較的最近植えられたものです。

開花の遅いアナベルもすでに見頃を迎えていました。



あじさいの里の花菖蒲



あじさいの里の花菖蒲


アクセス

小田急線新松田駅・JR松田駅から徒歩25分。

小田急線新松田駅・JR松田駅から関本行きバスで「吉田神社入り口」下車。バス乗車時間は5分。


シャトルバス

「開成町あじさい祭」の期間中は、小田急線開成駅西口からシャトルバスが運行されています。
1時間に3本で、片道150円。


あじさいの里の花菖蒲



あじさいの里の花菖蒲

駐車場

臨時駐車場が開設されています。500円

会場付近は駐車場が少なく、交通規制もされるので、公共機関利用がお勧めです。


入場料:無料



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あじさいの里の花菖蒲


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