散策スポット・鎌倉

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鎌倉のあじさい その1 (H26.6.19)

成就院のあじさい


門前からの展望 前方は由比ヶ浜



門前からの展望 前方は由比ヶ浜



参道のあじさい

成就院は真言宗 京都 大覚寺派の寺院で、本尊は縁結び不動明王です。

成就院の縁起には、弘法大師さまが全国を巡り修行された折、この地において護摩行・虚空蔵求聞持寺法などを修められたと伝えられています。


その後、承久元年(1219年)に北条泰時が満願を込め高僧を招いて、本尊に不動明王をまつり普明山法立寺成就院と名付けて建立しました。

元弘3年(1333年)新田義貞の鎌倉攻めの戦火で寺は焼失し、近くの西が谷に移っていましたが、元禄期(1688〜1703年)に、再び現在地に戻り、僧祐尊によって再興され、現在に至っています。


参道のあじさい



参道下方から門前を望む



参道下方から門前を望む



参道のあじさい

成就院では、由比ヶ浜の海岸を望むことができる参道両側に般若心経の文字数と同じ262株の紫陽花が植えられております。

除夜の鐘と同じ数の108段の階段を上がれば、美しい由比ガ浜の海岸を門前から望むことができます。


江ノ島電鉄極楽寺駅の改札口を出ると、左手に緩やかな坂があります。

鎌倉の七切り通しの一つとして、京都方面から鎌倉に入る重要な入り口である「極楽寺坂切り通し」です。

極楽寺坂切り通しを有名にしたのは新田義貞の鎌倉攻めです。

現在の極楽寺坂切り通しは、鎌倉時代ではなく大正時代にできた2度目の切り通しです。


参道のあじさい



参道下方から門前を望む



参道下方から門前を望む



参道のあじさい

極楽寺駅から極楽寺切り通しを道なりに進み、頂上を過ぎて下り坂を少し進むと右手に石段が見えてきます。

この石段を登り切った右手が成就院の山門です。

山門を右手に見ながらそのまま進むと262株のあじさいが植えられている階段の上に出ます。

階段の上からはあじさいの咲いている参道及びその向こうに由比ガ浜の海岸線を眺めることができます。まさに絶景です。


鎌倉のあじさいといえば「名月院」が有名ですが、最近人気の高いのが成就院のようです。

色とりどりのあじさいと海を展望できることが人気のようです。

成就院のあじさいは晴れの日がお勧めです。初夏の陽射しを感じながら眺める景色・・・・最高です。

鎌倉のあじさいの名所、明月院と成就院は、趣が全く異なり、二つを比較するのは難しいかと思います。


参道のあじさい



参道下方から門前を望む



参道下側の入口



参道のあじさい

今年の関東の梅雨入りは6月5日で、昨年より5日、平年より3日早い梅雨入りとなりました。

しかも、梅雨入り直後から激しい雨が降り続き、関東各地で2日間で例年の1ヶ月以上の降雨量を記録するというすさまじさでした。

このため、なかなかあじさいを見に行く機会がなく、6月19日にやっと鎌倉に出かけることができました。


鎌倉のあじさいは人気が高く、見頃の時期は大変な混雑となり、長谷寺や明月院は入場制限のため1時間待ち、2時間待ちの状況になります。

したがって、鎌倉のあじさい見学は朝早く行って、午前中に見終わるようにすることが肝要です。

あじさいの時期は成就院、長谷寺は朝8時から、明月院は朝8時30分から開門になります。

ただし、成就院ではこの時期は朝早くから開門してくれることがあります。


参道のあじさい



参道のあじさい



参道のあじさい



参道のあじさい

早朝開門を期待して7時20分過ぎに成就院に到着したところ、一番乗りでしたが、すぐに2人の方が見えられ、この後も三々五々と人が集まってきました。

今年は幸いにも7時40分に開門して下さいました。

成就院では参道の上から人影のない参道と由比ヶ浜の写真を撮るのが良いですが、皆さんの狙いは同じようで、参道の上に並んで一斉に撮影を開始しました。

この日は参道の下側の開門は数分遅いため、人影のない写真を撮影することができました。


昨年と同様に今年も、参道の片側のあじさいの成長が悪く、殆ど咲いていない状況でした。

したがって、全体の景観としてはいまいちの感じでしたが、参道の山側に柵色とりどりのあじさいを楽しむことができました。


参道のあじさい



参道のあじさい



参道のあじさい

アクセス(成就院)

江ノ島電鉄極楽寺駅から徒歩5分

江ノ島電鉄長谷駅から徒歩10分



関連するホームページ

 成就院



参道のあじさい


参道のあじさい




 長谷寺のあじさいへ



 明月院のあじさいへ



    風来坊


参道のあじさい


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