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イタリアのクリスマス
山手234番館は、「イタリアのクリスマス」で、テーマは「ベネチアガラスに彩られたクリスマス」です。
今回のためにベネチアから取り寄せたガラスで制作されたオリジナルオーナメントが、山手234番館のクリスマスを彩ります。 魅力溢れるイタリアを楽しむことができます。
山手234番館は、昭和2年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、民間業者によって建設されました。 関東大震災により横浜を離れた外国人に戻ってもらうための復興事業の一つとして建てられ、設計者は、隣接する山手89−6番館(現在のえの木てい)も設計した朝香吉蔵です。
建設当初の施設は、4つの同一形式の住宅が中央の玄関ポーチを挟んで、左右対称に向かい合い、上下に重なる構成になっていました。 また、各住戸の3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられ、往時の「モダン」な生活様式が伺えます。 また、洋風住宅の標準的な要素である上げ下げ窓やよろい戸、煙突などが、簡素な仕様で採用されており、震災後の洋風住宅意匠の典型といえます。
平成元年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得しました。 平成9年から保全改修工事を行い、平成11年から一般公開しています。
1階は山手の総合案内所になっており、山手の移り変わりの資料などが展示されております。 2階は展示や会議に使用されています。横浜市認定歴史的建造物に指定されております。 今年は、2階の展示室では水島照子の 「サンタクロースに魅せられて」の展示が行われていました。
スウェーデンのクリスマス
エリスマン邸は、「スウェーデンのクリスマス」で、「God Jul 妖精と子供たちのクリスマス」がテーマです。 北欧スェーデンのアットホームで暖かい家族のクリスマスがデザインされています。 楽しい気持ちになれる空間を楽しむことができます。
エリスマン邸は、大正15年(1926年)にスイス人貿易商エリスマン氏の私邸として山手町127番地に建てられました。 木造2階建ての白く美しい洋館は、「近代建築の父、」といわれるチェコ出身のアントニン・レーモンドの設計です。
昭和57年にマンション建築のため解体されましたが、平成2年に現在の地に再現されました。 1階各室には、レーモンドの設計した家具が復元展示され、2階には写真や図面で山手の洋館に関する資料を展示しています。 横浜市認定歴史的建造物に指定されております。 木立に囲まれた眺めのよい喫茶室があります。
アクセス 山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分 外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分 入館料 世界のクリスマスは全館無料です。
エリスマン邸
関連するホームページ 横浜山手西洋館
世界のクリスマスその1(ブラフ18番館、外交官の家)へ
世界のクリスマスその2(山手68番館、ベーリックホール)へ
世界のクリスマスその4(イギリス館、山手111番館)へ 風来坊 風来坊