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キバナコスモスと新橋の高層ビル
浜離宮恩賜庭園のホームページでも8月19日にキバナコスモス真っ盛りの情報が提供されました。 8月21日に「お散歩写真隊」のオフ会が上野公園で12時から開催されますので、午前中訪ねようと思いましたが、生憎雨でした。 ということで、8月23日にやっと訪ねました。
浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス
浜離宮恩賜庭園では、お花畑に今年は約30万株のキバナコスモスが植えられています。 従来からのオレンジ色のサンセットという品種のほかに、黄色のキバナコスモスのサニーイエローという品種が植えられています。 風来坊の訪ねた23日は残念ながら見頃を少し過ぎていました。
キバナコスモスの隣には、コスモスが植えられています。 今年は一部のエリアはキバナコスモスとコスモスが混在している感じでした。 コスモスのみのエリアは見頃には少し早い感じでした。
キバナコスモスの中を蝶や蜂が飛び回っています。 今年は蝶や蜂の数が例年になく多く見られるとのことです。 アサギマダラも飛んでいましたが、花に止まる時間が短く、コンパクトデジカメの風来坊の手には負えませんでした。
浜離宮恩賜庭園は、潮入の池と2つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園です。 潮入の池は、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変えるもので、海辺の庭園で通常用いられていた様式です。 旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、旧安田庭園なども昔は潮入の池でした。しかし現在、実際に海水が出入りしているのは、浜離宮恩賜庭園だけです。
浜離宮恩賜庭園は、この潮入の池や鴨場を中心にした南庭と、明治時代以降に造られた北庭とに大別されます。 この土地は、寛永年間(1624〜1644年)までは、将軍家の鷹狩場で、一面の芦原でした。 ここに初めて屋敷を建てたのは、4代将軍家綱の弟で甲府宰相の松平綱重です。
キバナコスモス
承応3年(1654年)、海を埋め立てて庭園を造成し、甲府浜屋敷または浜屋敷と呼ばれる別邸を建てました。 以来、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、11代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成しました。 明治維新ののちは宮内庁所管となり、皇室宴遊の地にあてられ、名前も浜離宮となりました。
その後、関東大震災や戦災によって、御茶屋など数々の建造物や樹木が損傷し、往時の面影はなくなりましたが、昭和20年11月3日、東京都に下賜され、整備ののちに昭和21年4月から有料公開されるようになりました。 国の文化財保護法に基づき、昭和23年12月には国の名勝及び史跡に、同27年11月には周囲の水面を含め、国の特別名勝及び特別史跡に指定されています。
新橋地域の再開発により、浜離宮恩賜庭園の周りには、近代的な高層ビルが数多く建築されました。ここでは、庭園の美のみでなく、広大な庭園と高層ビルの織りなす景観も楽しむことができます。 広大な庭園だけあって、庭園内に入ると都会の喧騒とはかけ離れた雰囲気です。
庭園内には数多くの見所があり、またこの時期はサルスベリなどの花も楽しむことができます。
アクセス 大手門口 都営地下鉄大江戸線「築地市場」「汐留」、ゆりかもめ「汐留」駅から徒歩7分 JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」駅から徒歩15分 中の御門口 都営地下鉄大江戸線「汐留」駅10番出口から徒歩5分 JR「浜松町」駅から徒歩15分
水上バス 東京水辺ライン(両国お台場クルーズ)、東京都観光汽船(浅草〜日の出桟橋)で「浜離宮発着場」下船 浜離宮発着場は浜離宮恩賜庭園内にあります。 東京水辺ライン、東京都観光汽船にはさまざまなコースがありますので、「浜離宮発着場」を経由するか否かを乗船前にチェックして下さい。
入園料 300円 関連するホームページ 浜離宮恩賜庭園 風来坊