二荒山神社は、日光における山岳信仰の中心として古くから崇拝されてきた神社で、日光の3つの山の神、大己貴命(父)、田心姫命(母)、味耜高彦根命(子)の親子3神を総称して二荒山大神と称し、主祭神として祀っています。
3つの山とは、男体山(二荒山)、女峯山、太郎山の三山です。
この山々は神体山、いわゆる神奈備であり、神が鎮まる霊峰として古くから信仰されてきました。この日光の神々は「日光三山」「日光三所大権現」などと呼ばれ、山の名前からもわかる通り、これらの神々は親子と考えられてきました。
二荒山大神に現在の神が当てられたのは12世紀頃だと言われています。
江戸時代になると、徳川幕府によって新たに本殿や社殿が造営され、このうち、本殿や神橋など23棟が重要文化財に指定されています。
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