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吾妻山公園の菜の花 (H23.1.5)


吾妻山公園の菜の花と富士山



吾妻山公園の菜の花と富士山

神奈川県二宮町の吾妻山公園は、関東の富士見100景、神奈川の花の名所100選、神奈川の美林50選、神奈川の公園50選に選ばれている景勝地です。

吾妻山公園では年間を通じてさまざまな花に出会うことができますが、特に年末年始という季節外れの時期に、菜の花と富士山を見ることができるので人気があります。


吾妻山に菜の花を見に行く場合は、富士山をクッキリと見ることができるか否かが大きなポイントです。

快晴でかつ北風の強い寒い日に訪問するのが良いのです。

最高気温が10度以下であれば、絶好の気象条件ということができます。


吾妻山公園の菜の花と富士山



吾妻山公園の菜の花と富士山



吾妻山公園の菜の花と富士山

しかし、寒い日でも時間の経過と共に気温が上がりますので、朝早く行くというのが第2のポイントです。

写真撮影する場合は、9時30分〜10時頃までに撮影を終了するのがベストと言えます。


昨年末から年初にかけてネットの友人が次々と吾妻山に行き、雲のかかっていない富士山と菜の花の写真を送ってきて下さいました。

菜の花も随分咲いています。

今年は完全に出遅れてしまいました。


吾妻山公園の菜の花と富士山



相模湾と伊豆半島



相模湾と伊豆半島

1月2日、3日は箱根駅伝をテレビで見るため出かけるわけに行きませんし、その後は気象条件がイマイチで、今年は1月7日頃が適当かなと考えていました。

ところがネットの友人から1月5日に行くという連絡がありました。

5日は当初は曇りの予想だったですが、晴のち曇りとなっています。

しかし最高気温は10度とやや高く、風も北西の風2mとやや弱く、のちに南西の風となっています。



相模湾と伊豆半島 下田は霞んでいます!


この気象条件だと雲が心配でしたが、朝早ければ大丈夫だろうと考え、ネットの友人とは吾妻山山頂で落ち合うこととし、山頂8時着を目標に行くことにしました。

以前は開園時間が8時30分でしたが、最近は朝早くから入園できるようです。

6時過ぎに家を出たところ上空は晴れていますが、西の方には雲がかかっています。


相模湾と伊豆半島



吾妻山公園の菜の花



吾妻山公園の菜の花

もしかすると富士山は雲がかかっているかもしれないUターン覚悟で出発しました。

平塚を過ぎるとところどころでJR東海道線の車窓から富士山を見ることができますが、富士山ははっきり見えるものの、富士山の上空には大きな雲が横たわっています。

これはまずいと思いましたが、富士山は見えていますので、とりあえず吾妻山には登ることにしました。


吾妻山公園は、標高136.2メートルの吾妻山全体が公園となっています。吾妻山は、海辺から一気に立ち上がっているのが特徴です。

JR東海道線二宮駅のすぐそばにあり、駅から緩やかな坂を3分程進むと公園入口です。


公園入口に案内板があり頂上まで20分と書かれています。

公園入口からはいきなり300段の石段が続きます。


吾妻山公園の菜の花と展望台



吾妻山公園の菜の花



吾妻山公園の菜の花

この石段が最初の試練で、運動不足の人は石段の途中で休憩することになります。

石段を登り切っても緩やかながら上り坂が続きます。

今回は一人でしたので一気に登ることにしました。

7時43分入口発、7時55分頂上着、息が苦しかったですが12分で登ることができました。もしかしてこれまでの新記録かな(笑)


頂上に着くとすでに7〜8人の人が熱心に撮影していました。

富士山ははっきりと見え、しかも富士山の上空にあった雲は、方角が異なるためか、富士山の右手になっており、撮影には影響ありません。

しかしながら、富士山の中腹に帯状の雲がかかっており、すっきりとした富士山ではありません。


大山



三浦半島



吾妻山山頂

ネットの友人が8時10分頃に到着しましたが、帯状の雲は益々増える感じです。

「本日の富士山はイマイチですね」と話していたところ、ラッキーなことに富士山中腹にかかっていた雲が徐々に消え始め、8時30分頃にはほとんどなくなりました。

気温がやや高いため富士山はやや霞んでいますが、それでも雲のかかっていない富士山を撮ることができました。



吾妻山公園入口


朝が早いため伊豆半島はクッキリと見えており、かすかに下田まで望むことができました。

今回は真鶴半島までは写真でもクッキリと見えています。

鎌倉鶴岡八幡宮に冬牡丹を見に行くため、9時頃に下山をはじめましたが、この頃には富士山には少し雲がかかりはじめていました。

良いタイミングの吾妻山訪問でした。


吾妻山公園案内図



急な石段


町はこれを深く憂え、子孫に誇れる山として残したいと思い、地権者65名の協力と5年の歳月をかけて整備し、昭和62年7月18日に吾妻山公園として開園しました。

現在では、健康づくりと自然とふれあう やすらぎの場として人々に慕われています。
この公園は、名誉町民 第17代柳川賢二町長の尽力により完成しました。』

頂上の展望台に「吾妻山公園の由来」が書かれた記念碑があります。

『万葉の昔から、南陵の里 二宮の美しい海岸とそれを眼下に一望できる吾妻山は人々のふるさとでありました。しかしながら、第2次世界大戦後の激動する社会情勢の中で、吾妻山は顧みられることもなく荒廃が進んでいきました。



急な石段



菜の花


水仙



水仙

アクセス
JR東海道線二宮駅から公園入口まで徒歩3分
公園入口から頂上まで徒歩20分

駐車場 この時期は臨時駐車場が準備されています。

開園時間
午前8時30分から午後5時
しかしこの時期は朝早くから頂上に登ることができます。

関連するホームページ


 吾妻山公園


        風来坊


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