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スイスのクリスマス
エリスマン邸は、「スイスのクリスマス」で、「白い世界のクリスマス」がテーマです。 美しい大自然の国スイス。 雪の舞う冬、森や湖、村や都市に白い世界が生まれます。
国旗の赤と白、雪をイメージのテーブルに家族と友人が集いクリスマスを祝います。 雪の結晶を思わせる内ヒビグラス、手作りファブリックで彩られています。
エリスマン邸は、大正15年(1926年)にスイス人貿易商エリスマン氏の私邸として山手町127番地に建てられました。 木造2階建ての白く美しい洋館は、「近代建築の父、」といわれるチェコ出身のアントニン・レーモンドの設計です。
室内の飾り付け
昭和57年にマンション建築のため解体されましたが、平成2年に現在の地に再現されました。 1階各室には、レーモンドの設計した家具が復元展示され、2階には写真や図面で山手の洋館に関する資料を展示しています。 横浜市認定歴史的建造物に指定されております。 木立に囲まれた眺めのよい喫茶室があります。
エリスマン邸
ポーランドのクリスマス
山手234番館は、「ポーランドのクリスマス」で、テーマは「ショパンの国のクリスマス」です。
今年はポーランド出身の作曲家・ピアニストのショパン生誕200年です。 「ピアノの詩人」といわれたショパンの曲が流れる,温かい家庭のクリスマスを楽しむことができます。
山手234番館は、昭和2年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、 民間業者によって建設されました。 関東大震災により横浜を離れた外国人に戻ってもらうための復興事業の一つとして建てられ、設計者は、隣接する山手89−6番館(現在のえの木てい)も設計した朝香吉蔵です。
建設当初の施設は、4つの同一形式の住宅が中央の玄関ポーチを挟んで、左右対称に向かい合い、上下に重なる構成になっていました。 また、各住戸の3LDKの間取りは、合理的かつコンパクトにまとめられ、往時の「モダン」な生活様式が伺えます。
また、洋風住宅の標準的な要素である上げ下げ窓やよろい戸、煙突などが、簡素な仕様で採用されており、震災後の洋風住宅意匠の典型といえます。 平成元年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得しました。 平成9年から保全改修工事を行い、平成11年から一般公開しています。
1階は山手の総合案内所になっており、山手の移り変わりの資料などが展示されております。 2階は展示や会議に使用されています。横浜市認定歴史的建造物に指定されております。
山手234番館
イギリスのクリスマス
横浜市イギリス館は、「イギリスのクリスマス」で、テーマは「旧英国総領事公邸のクリスマス」です。
開港時代の頃のイギリス総領事公邸でのホームクリスマスをイメージしております。 山手・元町エリアに生まれた横浜家具クラシックホテル等の開港文化。それは新しい輝きとなって現代にも力強く生き続けています。 「伝統」の中に、現代イギリスから発信されたファブリックスの輝きがちりばめられています。 シックで華やかなクリスマスを楽しむことができます。
横浜市イギリス館は、昭和12年に英国総領事公邸として現在地に建てられました。 鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地と建物規模は、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けされていました。
玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版(ジョージY世の時代)や、正面脇の銅板(British Consular Residence)が、旧英国総領事公邸であった由緒を示しています。 昭和44年(1969年)に横浜市が取得し、1階ホールはコンサートに、2階集会室は会議等に利用されています。
横浜市イギリス館
平成2年に横浜市指定文化財に指定されました。 平成14年にリニューアルを行い資料展示室等が設けられ、一般見学できるようになりました。 建物の周りにはローズガーデンも整備され、バラの季節には特に美しい景観が楽しめます。
ハンガリーのクリスマス
山手111番館は、「ハンガリーのクリスマス」で、テーマは「ドナウに響く鐘の音〜リストに捧ぐクリスマス」です。
来たる2011年はフランツ・リスト生誕200年にあたります。 「ラ・カンパネラ」をイメージし、鐘の音が川面にがっていく様子を一足早くリストへのオマージュを込めて飾りつけられています。
山手111番館は、大正15年(1926年)アメリカ人 J.E. ラフィン氏の住宅として現在地に建てられました。 ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、ローズガーデンを見下ろす建物は、ベーリック・ホールを設計したJ.H.モーガン氏です。
大正9年(1920年)に来日したモーガンは、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、山手111番館は彼の代表作の一つと言えるものです。 赤い瓦屋根に白壁の建物は地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟作りです。 創建当時は、地階部分にガレージや使用人部屋、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。
室内の装飾
横浜市は、平成8年(1996年)に敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存、改修工事をおこない平成11年(1999年)から一般公開しています。 館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配し、設計者モーガンに関する展示等も行っています。 ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶スペースとして利用されています。
アクセス 山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分 外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分 入館料 世界のクリスマスは全館無料です。
関連するホームページ 世界のクリスマス(横浜市緑の協会) ネット友・サチさん作成のスライドショーです 世界のクリスマスその1へ 風来坊
山手111番館