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大倉山公園梅林
大倉山公園梅林は、旧梅林敷地約3ヘクタールを東京急行電鉄が乗客の誘致を目的として用地を買収して整備し、昭和6年梅林として公開したのが始まりです。 昔からこの辺りは太尾と呼ばれ、梅林も太尾公園と呼ばれていましたが、昭和9年に東横線の駅名が太尾駅から大倉山駅に改名されたのを機に、大倉山公園となりました。
野梅
冬至梅
最盛期の昭和12年頃には白梅を中心に14種1000本を超える一大梅林があったとされていますが、第2次世界大戦中は燃料用の薪を取るために伐採したり、食糧不足のためにイモ畑化するなどで荒廃しました。
大倉山公園梅林観梅会
戦後、昭和25年頃から復活し、昭和40年代までは梅祭りなども行われ、大いに賑わったようです。 しかし、その後は施設の老朽化や梅の木の衰退が目立ってきたようです。 大倉山公園を散策していると、「この公園、昔は大きくて現在の何倍もあったのですよ」という地元の人の昔を懐かしむ声を良く耳にします。
昭和62年に横浜市が現在の梅林の大部分を買収し、整備が進められました。 公園内にある「大倉山公園梅林の由来」には「現在では紅梅、白梅あわせて約20種150本の梅林となっています。平成元年2月」と書かれていますが、整備を完了したときの記録かと思われます。 その後も整備が進められたようで、現在では約30種200本の梅林となっています。
書屋の蝶
月影
大倉山公園梅林はこじんまりとした梅林ですが、地元の人の憩いの場というのみでなく、東急東横線大倉山駅から徒歩7〜8分と交通の便が良いこともあり、梅の時期には数多くの人が訪れます。 しかも、早咲き、中咲き、遅咲きのいずれの梅も植えられており、梅の種類も多く長期にわたって梅を楽しむことができます。
白加賀
また、梅の時期には梅林内にいくつかの店や屋台がオープンし、店の周囲にはテーブルや椅子も準備されており、休憩もできるようになっています。 また、梅林内にはビニールシートを敷いて観梅会楽しんでいるグループが数多く見られ、地元の人の憩いの場という雰囲気が漂っています。
玉すだれ
花香美
桜鏡
茶筅梅
今年の梅の開花は随分早かったようです。 1月31日に散歩がてらに訪ねたところ早咲きの梅は早くも随分と開花していました。 この調子では見頃の時期は随分早いのではないかと思いましたが、2月に入って寒い日が続きあまり開花が進まなかったようです。
月宮殿
茶青梅
大倉山公園梅林では、例年2月下旬〜3月上旬に観梅会が開催されており、今年は2月20日と2月21日に行われました。 1月31日に訪ねた時は今年も観梅会の時期は見頃を過ぎているのではないかと思っていましたが、2月20日に訪ねた時はちょうど見頃でした。 観梅会の時に訪ねたのは初めてでしたが、大勢の人で賑わっていました。
枝垂れ紅
玉垣
楠玉
見驚
大倉山公園梅林は東急東横線の大倉山駅のすぐ傍にあります。 大倉山駅改札口を出て、右手にある急勾配の坂を4〜5分ほど登ると大倉山記念館があります。 大倉山公園梅林はこの大倉山記念館の裏手で、大倉山駅からは7〜8分程度です。
緑萼梅
風来坊は、大倉山公園梅林からは、大倉山駅とは反対方向にある、横浜市営地下鉄の新羽駅から散歩を兼ねて20分程度歩くことにしています。 大倉山駅からですと急勾配の坂を上ることになりますが、新羽駅からですと、大倉山公園梅林の斜面の下側の入り口から入ることになりますので、なだらかな坂が少しあるだけです。
桜梅
白玉梅
杉田
古今集
八重寒紅
八重野梅
八重旭
アクセス 東急東横線大倉山駅から徒歩7〜8分 横浜市市営地下鉄新羽駅から徒歩20分 公園には駐車場はありません。 入園料:無料 風来坊
田子の浦
鹿児島紅