散策スポット目次
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山本亭
帝釈天の裏手にあるのが葛飾区山本亭です。 山本亭は、柴又ゆかりに山本工場(カメラ部品製造)の創立者である山本栄之助翁の自宅でした。 山本家の住宅と工場はもともと浅草の小島町一丁目にありましたが、大正12年の関東大震災で被害を受けたため、製瓦業者の屋敷跡を取得して当地に移転しました。
山本亭長屋門
山本亭庭園
取得した建物を、大正15年から昭和5年までの間に数回に亘る増改築を重ね、現在の姿となりました。 山本家4代に亘り、昭和63年まで居住していました。 山本亭は、昭和63年に葛飾区に移転され、平成3年4月から一般公開されています。
建物は、床面積は1階400平方メートル、2階50平方メートルの木造瓦葺2階建てで、地下室、土蔵、長屋門等も備わっています。 庭園は、縁先近くには池泉を、背後には緑濃い植え込みと築山を設けて滝を落とすという、典型的な書院庭園です。
山本亭居宅
庭園の面積は約890平方メートルで、松、つつじなど約400本の樹木が植えられています。 滝は、池の最も奥の部分にあたる入江奥に設けられ、庭園の奥行きの深さと心地よい滝の根を造り出しているとのことです。
鳳凰の間
伝統的な書院造と洋風建築を複合した和洋折衷の建物と、純和風の庭園とが見事な調和を保っており、その文化財産価値は、国内外で高く評価されています。 昭和初期の資産家の庭園が当時のまま残されているのは極めて稀であり、都内では旧安田邸と徳富邸があります。 山本亭の入園料は100円です。
光庭 こころのふるさとマップ
「寅さん」のすべてがわかる記念館です。 「葛飾柴又寅さん記念館」では、映画「男はつらいよ」の世界を13のエリアに分けて紹介しています。 また、建物中央の吹き抜けの「光庭」には、映画「男はつらいよ」のシリーズ全作品のロケ地が一目でわかる「こころのふるさとマップ」等が設置されています。
寅さん記念館入口
柴又公園側の寅さん記念館入口
館内には「くるまや」のセットをはじめ、実物資料や模型や映像によって、「男はつらいよ」と寅さんの世界を十分に味わうことができるようになっています。
映画の製作現場
プロローグ「男はつらいよの世界」 山田洋次監督をはじめ、撮影、照明、録音、メイクなどスタッフを紹介しています。 映画の製作現場の様子が生き生きと伝わってきます。 山田監督が実際に使用したメガホン・デッキチェアーなども展示されています。
柴又帝釈天参道
撮影スタジオ「柴又帝釈天参道」 寅さんがガキ大将だった少年時代から、東京大空襲や父の復員を経験し、16歳で家出し、放浪の末にテキ屋稼業に入り、20年ぶりに故郷柴又へ舞い戻るまでの6つの物語をたどることができるコーナーです。
くるまや
撮影スタジオ「くるまや」 実際に撮影に使用したセットを大船撮影所から移設したものです。
この団子屋にはいつも優しさに満ち溢れたおいちゃん・おばちゃん・さくらがいる。 そして寅さんにまつわる美しい女性、悩める人、不幸せな人・・・・・ さまざまな来客を温かく迎え、家族のようにもてなし、そして客人はそこで癒されて帰ってゆく。 寅さんもこの家で癒されて、また旅に出る。
帽子とトランク
この柴又の小さなお団子屋さんは、寅さんが帰ってきたくなる場所であり、私たちにとってもどこかなつかしく、なぜか居心地のよい場所です。 この空間は、日本人の「心のふるさと」そのものかも知れません。 映画にいつも出てくる茶の間の団らんシーンや、店先で起こる騒動を思い出しながら、楽しむことができるようになっています。 帽子やトランクも展示されており、手に触れてみることができます。
「くるまや」の模型
「くるまや」の模型 寅さんの実家「くるまや」の模型です。 1階と2階を見ることができるように、模型が上下に移動します。
帝釈天参道の模型
「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です」コーナー 下町情緒溢れる昭和30年代の帝釈天参道の街並みを精巧な模型で再現しています。
寅さんの全財産
トイレットパーパーに書かれたさくらへの伝言
資料展示コーナー 映画でお馴染みの衣装やトランクなどの実物小道具や撮影台本が展示されています。 寅さんのパスポートもありました。
エピローグ「男はつらいよエンディングコーナー」 寅さん記念館の出口の手前に歴代のマドンナが全員集合しています。 壁面にマドンナの写真が!
歴代のマドンナ
関連するホームページ 山本亭 寅さん記念館
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