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世界のクリスマス その1 (H21.12.6)

ブラフ18番館 イタリアのクリスマス


イタリアのクリスマス



イタリアのクリスマス

クリスマス!

日本では家族と過ごすクリスマスというよりも、カップルで過ごす年末の一大イベントというイメージが浸透しているようですが、実はこれは日本だけなのです。

そもそもクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教のお祭りのことです。

キリスト教徒の多いヨーロッパでは、昔から宗教行事としてクリスマスを祝ってきています。



クリスマスイブからクリスマス当日にかけてお祝いする国が多いようです。


ミサでお祈りをしたり、家族とクリスマスディナーを囲んで過ごしたり・・・・・このような素朴なクリスマスが一般的なようです。

聖なる夜はファミリーで静かに祝うというのが欧米のクリスマスで、日本のお正月の雰囲気といえるかもしれません。




イタリアのクリスマス


イタリアのクリスマス


こうした世界のクリスマスの様子を楽しむことができるのが、毎年横浜山手西洋館で開催されている「世界のクリスマス」です。


今年も12月1日(火)〜12月25日(金)の間、「世界のクリスマス2009」が開催されました。横浜山手の年末の風物詩ということができます。

今年は横浜山手西洋館7館と山手68番館の合計8館で行われました。




イタリアのクリスマス



開館時間は9時30分〜17時ですが、12月19日〜23日の5日間は9時30分〜19時ですので、灯りの灯った飾り付けを楽しむことができます。

また、12月1日〜24日の間は、日没から22時までイルミネーションが点灯されます。

今年は12月6日に訪ねました。

趣のある夜の部は見に行くことができませんでした。


イタリアのクリスマス



室内の飾り付け


室内の飾り付け



室内の飾り付け


ブラフ18番館
は、「イタリアのクリスマス」で、「愛と平和のクリスマス」がテーマです。

カトリック、芸術、ファッション、イタリアのいろいろな魅力を紹介するクリスマスデザインです。



ブラフ18番館は、大正末期に山手町45番地に建てられた外国人住宅です。


戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使用されてきました。

建物は木造2階建てです。1、2階とも中廊下型の平面構成で、フランス瓦の屋根、暖炉の煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、震災前の外国人住宅の特徴がみられます。

ブラフ18番館



ブラフ18番館前のイチョウ


平成3年に横浜市が部材の寄付を受け、現在地に移築復元しました。


館内は震災復興期(大正末期〜昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示しています。

平成5年から一般公開されています。


外交官の家 ノルウェーのクリスマス


ノルウェーのクリスマス



外交官の家は、「ノルウェーのクリスマス」で、「森と氷のバラード・・・遥かなるオーロラに想いを寄せて」がテーマです。


ノルウェーのクリスマス



ノルウェーのクリスマス


ノルウェーの自然は限りなく美しく、また時として厳しくもあります。

森、氷、オーロラをテーマに、自然と共生するノルウェーの人々のクリスマスが紹介されています。



ノルウェーのクリスマス


外交官の家は、明治43年、明治政府の外交官・内田定槌の私邸として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により、東京渋谷の南平台に建てられたものです。

木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、アメリカンビクトリア様式で建てられています。


ノルウェーのクリスマス



室内の飾り付け


室内の飾り付け



室内の飾り付け


平成9年(1997年)に、横浜市は、内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復元し、一般公開しました。

そして同年、国の重要文化財に指定されました。

室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体験できるようになっています。



寝室から続く八角形のサンルームは、陽子夫人がプライベートルームとして使っていました。

陽の光がふんだんに射し込むガラス張りのサンルームは西洋館に共通の特徴的な部屋といえます。

屋外に出る扉もなく、室内というよりも屋外として捉えられていたようです。


外交官の家



山手イタリア山庭園


また、山手イタリア山庭園では、山手西洋館開港記念キャンドルカフェが、12月22日、23日の2日間開催されます。

並木、水路等にデザインされた2000本のキャンドルで、庭園が優しい揺らめきの灯に包まれます。


日没から19時までです。


山手68番館 アメリカのクリスマス


アメリカのクリスマス



山手68番館
は、「アメリカのクリスマス」で、「ブリリアントなクリスマス」がテーマです。

つややかな赤をアクセントカラーにした、自由の国アメリカらしい明るく楽しいクリスマスが紹介されています。


アメリカのクリスマス



アメリカのクリスマス


山手68番館は、昭和9年に建てられた平屋建てで、下見板張りと開放ベランダをもつバンガロースタイルの外国人向け賃貸住宅の一つです。


現在は、日本で最初にテニスコートが設けられた場所である山手公園内のテニスコートのクラブハウス、管理事務所として再生・利用されています。



アメリカのクリスマス


アメリカのクリスマス



室内の飾り付け



山手68番館は、3年前から「世界のクリスマス」に参加しています。

山手68番館は、クラブハウスの一室のみを使った飾り付けです。

規模は大きくありませんが、なかなか素敵な雰囲気で楽しませてくれます。


山手68番館


べールック・ホール イギリスのクリスマス


イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス


ベーリック・ホール

ベーリック・ホールは、「イギリスのクリスマス」で、テーマは「ベーリック邸のクリスマス」です。



イギリス人貿易商ベーリック氏が家族と過ごしたクリスマスをイメージして、沢山のクリスマスツリーをオーナメント、ティーテーブルセッティングと共に展示しています。


Cozy
で温かいファミリークリスマスが紹介されています。


イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



大きなクリスマスツリーは幸せのシンボル。

ここでの時間は家族の笑え声が絶えません。


クリスマスツリーはドイツが発祥の地ですが、イギリスでも王族の結婚などでドイツの伝統や入るようになった19世紀には盛んに飾られるようになったようです。

ヴィクトリア女王が家族に恵まれ、ツリーを飾りクリスマスをお祝いする幸せそうな姿が当時のトレンドとなり、英国社交界に広まったのがイギリスのクリスマスツリーの最初のようです。



イギリスのクリスマス



室内の飾り付け


室内の飾り付け



室内の飾り付け



室内の飾り付け


ベーリック・ホール(旧ベーリック邸)は、旧山手居留地の中心部、エリスマン邸のすぐ隣りに建つ、明るいベージュ色の外壁をした大きな西洋館です。

横浜山手に現存する山手外国人住宅の中で、もっとも規模が大きく、建築的にも内容が充実した横浜山手を代表する歴史的建造物です。



室内の飾り付け


室内の飾り付け



室内の飾り付け



昭和5年(1930年)、イギリス人貿易商B.R.ベーリック氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.H.モーガンの設計により建造されました。

600坪の敷地に建つベーリック・ホールは、木造2階建て、地下部分は鉄筋コンクリート造りで、スパニッシュ・スタイルを基調にしてデザインされています。


室内の飾り付け



室内の飾り付け


室内の飾り付け



室内の飾り付け


東西に長い敷地にあわせて建物も東西に長い形をしており、前面の南側には庭が広がっております。

平成13年(2001年)、建物が所在する用地を元町公園の拡張区域として買収するとともに、建物については宗教法人カトリック・マリア会から寄付を受け、復元・改修等の工事を経て、平成14年(2002年)7月から建物と庭園を公開しています。



室内の飾り付け


室内の飾り付け



アクセス

山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分


外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分


入館料

 無料です。


ベーリック・ホール



ベーリック・ホール


関連するホームページ


 横浜市緑の協会



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