岩崎弥太郎は、言わずと知れた三菱財閥の創立者で、来年のNHK大河ドラマの準主役です。
土佐国安芸郡井ノ口村の地下浪人の岩崎弥次郎の長男です。
伯父・岡本寧浦の塾「紅友社」で歴史と漢詩を学び、次いで江戸の儒官である安積良斎の私塾、さらに高知城外の吉田東洋の「少年塾」で治国経世の理論を学びました。
後藤象二郎の知遇を得て慶応3年(1867年)長崎の土佐商会に派遣され、艦船、武器の買い付けと土佐物産の輸出について欧州の各商社と渡り合い、事業家としての腕を磨いたとのことです。
この間、海援隊の金庫番を務め、坂本龍馬ともおおいに付き合いがあったといわれています。
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