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千本桜の散策路
引地川は、神奈川県大和市上草柳水源地を起点として、大和市・綾瀬市・藤沢市内を流れ、相模湾を終点とする全長約21.1kmの中小河川です。 水源から新道下大橋までの4.46kmの区間を準河川として大和市が管理し、新道下大橋から河口までの区間を二級河川として神奈川県が管理しています。
中原街道と引地川とが交差するところの橋が新道下大橋です。 この新道下大橋から下流の福田8号橋付近までの約1.3kmの区間には、引地川の両岸に桜が植えられ、桜のトンネルが続いています。 これが引地川・千本桜と呼ばれている、桜の名所です。
一番下流の桜です
引地川・千本桜の区域は、川の両側に散歩道があり、桜はその外側の土手に植えられています。 川幅は5m程度ですから、両岸の桜の大木の枝が川の上で交差し、桜のトンネルを形成しています。 したがって、川に沿って散策しながら、桜のトンネルを楽しむことができます。
引地川に平行して小田急江ノ島線が走っていますが、千本桜は小田急江ノ島線の桜ヶ丘駅と高座渋谷駅の間に拡がっています。 どちらの駅からも徒歩で10分程度です。
満開の千本桜
戸塚の柏尾川の桜を見た後、横浜市営地下鉄で湘南台駅まで行き、小田急江ノ島線に乗り換えて高座渋谷駅で下車しました。 高座渋谷駅付近はここ数年の再開発により、すっかり駅前の風景が変わってしまいました。 特に北口付近は新しい街が出現したという感じです。
高座渋谷駅で下車すると、千本桜方面、常泉寺方面の案内板が要所、要所に立てられています。 案内板にしたがって常泉寺の傍を通り、約10分で千本桜の一番下流部分の福田8号橋に到着です。
風来坊が千本桜に到着したのは、日曜日の12時30分頃でしたから、引地川両側の散策路では多くのグループがビニールシートを敷いて花の宴を楽しんでいました。 しかし、散策する道幅はしっかりと確保されていました。 また、ちょうど昼食時間だったためか、歩いている人が比較的少なく、桜のトンネルをゆっくりと楽しむことができました。
13時には無事に友人と出会うことができ、風来坊も花の宴の仲間入りをしました。 千本桜に到着したころはうす曇でしたが、時間の経過とともに太陽を顔を出し、満開の桜を撮ることができました。
千本桜の一番上流部分が中原街道と交差する新道下大橋です。 この上流にも桜の綺麗な箇所がありますが、桜のトンネルはここで終わりです。 本日の横浜の桜を訪ねての散策は、朝の8時30分に清水橋をスタート、3時30分に大和の千本桜で終了しましたが、歩いた歩数が3万1千歩でした。 さすがに疲れました。
引地川の由来
引地川の名前の由来はさまざまな説があるようですが、その一つとして、「土地が川の流れによって押し出される」という意味があると云われています。 この川がかつてよく洪水や氾濫を起こし、土地をけずるように流れていたことが想像されます。
満開の桜
昔から川の周辺には人が集まり田畑を耕し集落ができます。 その住民はそれぞれの地区を流れる川に名前をつけていました。引地川でも同様に長後では「長後川」、下土棚では「土棚川」、鵠沼では「堀川」など、かつては村によって呼称が違っていたようです。 「引地川」という名前で統一されたのは、河川管理が必要となった近代になってからとのことです。
この付近は桜並木が3列に
引地川の正式名称 「引地川」の読み方ですが、「ひきち」「ひきぢ」「ひきじ」と読まれています。 「川」の部分は殆どが「がわ」と濁音で読まれます。
この付近の散策路は川の反対側です
この付近は散策路がありません
引地川には上流から河口まで約80本以上の橋が架けられていますが、橋の銘板に記されている名称も統一されていません。 上流では「ひきち」、下流では「ひきじ」と読むのが一般的なようです。 近年になって、神奈川県によって引地川の読み方が統一され、公的には「ひきじがわ」と読まれています。
千本桜の最上流部の桜
アクセス 小田急江ノ島線桜ヶ丘駅から徒歩約10分。 小田急江ノ島線高座渋谷駅から徒歩約10分。 風来坊
千本桜の最上流部の桜 新道下大橋付近から