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瀋秀園(川崎市) (20.7.19)


秀湖と楼閣



秀湖と楼閣


瀋秀園(しんしゅうえん)は、川崎大師のすぐ近くにある大師公園の一角にあります。

瀋秀園は、中国瀋陽市と川崎市との友好都市提携5周年を記念して、瀋陽市から寄贈されたものです。

中国の庭園技術指導団の指導と協力の下に造成が行われ、昭和62年(1987年)に開園しました。



瀋秀園の「瀋」は瀋陽市を指し、「秀」には美しいという意味があるそうです。

したがって、中国・瀋陽市のすばらしい景色を集めた庭園という意味で、「瀋秀園」と名付けられたとのことです。


秀湖と楼閣



楼閣内部


楼閣内部



秀湖と楼閣

庭園面積は4300平方メートルで、わが国最大規模の中国式自然山水庭園です。

黄色の瑠璃瓦と白壁の塀で囲まれた庭園内には、秀湖(しゅうこ)と名付けられた池のほとりに、知春亭(ちしゅんてい)、攬翠亭(らんすいてい)などの楼閣が点在しています。

34種類、42558枚を数える瑠璃瓦は、明代、清代の皇帝の勅旨により建てられた寺廟や親王邸などに用いられたもので、端正で美しい線形を描く屋根を彩っています。



垂花門



また、庭園内を回遊できる園路が設けられています。


園路を散策しながら、さまざまな角度から、滝、石、築山、樹木など四季の色彩の変化を楽しむことができるようになっています。


垂花門



太湖石


正面の垂花門から入ったところに、「太湖石」という珍しい石が置かれています。

太湖石は、中国蘇州の近くにある太湖の湖底から切り出される非常に貴重な庭石といわれています。

石の特徴は全体に大小無数の空洞があり、形状は一定でないそうです。特に奇形なものが庭石として好まれているとのことです。



垂花門


垂花門



川崎大師風鈴市を見に行った時、ネットの友人に紹介されて立ち寄りましたが、素晴らしい中国庭園に巡り合えることができました。

川崎大師は風鈴市で大変な賑わいでしたが、目と鼻の先にある「瀋秀園」は暑い時期ということもあうのでしょうか? 閑散としておりました。


楼閣



秀湖と楼閣



高台からの光景


アクセス


京浜急行大師線川崎大師駅から徒歩15分

京浜急行大師線東門前駅から徒歩10分

川崎大師から徒歩5分


入園料
 無料

開園時間は午前9時から午後4時

休園日は毎週月曜日、月曜日祝日の場合は翌日


関連するホームページ

 瀋秀園の周辺地図


         風来坊


庭園内の滝


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