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フランス領事館邸跡
港の見える丘公園からフランス山への散策路
平成14年(2002年)に「桜木町駅」から「港の見える丘公園」まで、港湾地区の観光名所を繋ぐ散策ルート「開港の道」が設定され、「港の見える丘公園」はこのルートの東側の起点となっています。 また、平成16年(2004年)2月に東急東横線と相互乗り入れの「みなとみらい線」が開通し、「元町・中華街駅」から「港の見える丘公園」へは10分程度で行けるようになりました。
フランス軍が駐留していた「フランス山」は、「港の見える丘公園」の北側斜面の雑木林で、その中に散策路があります。 近年、階段も整備され、「港の見える丘公園」から山下公園や元町方面に行く場合は、この散策路を利用すると便利です。
「フランス山地区」は平成14年度から平成16年度にかけて改修工事が行われました。 林の中は庭園として整備され、旧フランス領事館邸跡などの遺構を見学することができます。 フランス領事館の遺構の傍らに、風車の塔が建っています。 明治29年(1896年)に領事館邸が建てられた際、このような風車が造られ、井戸水の汲み上げに用いられていたとのことです。
元町からフランス山への階段
フランス山から降りた左手が元町です。 元町方向には行かず、そのまま「開港の道」を進むと、前方にマリンタワー、右手に「横浜人形の家」が見えてきます。 「横浜人形の家」は約1年間の改修工事を終えて、平成18年4月22日にリニューアルオープンしました。 世界140カ国、約1300点の人形が常設展示されています。
開港の道 上は高速道路 左手前が元町方向
マリンタワー 右手が横浜人形の家
横浜人形の家入口
「横浜発・世界の人形ふれあいクルーズ」をコンセプトに、さまざまな企画が展開されているようです。 これまでに国内外から700万人を超える観光客が訪問したそうです。 平成18年から石坂浩二さんが館長になっています。
「横浜人形の家」の傍に「青い目の人形」が置かれています。 昭和2年の春、ひな祭りにあわせて、日米の親善と平和を願う米国市民の思いを込めた13000体の青い目の人形が、はるばる太平洋の波頭を越えて横浜の港に着きました。
青い目の人形
ポーリン橋
「可愛い親善大使」たちは、日本の津々浦々の小学校や幼稚園に贈られ、友好促進に尽くしました。 この人形彫刻のモデル「ポーリン」ちゃんはその中の一体、現在も横浜市西区の西前小学校に大切に保存されています。
「青い目の人形」を左に見ながらポーリン橋を渡ると山下公園です。 ポーリン橋の上からは、青々とした山下通りのイチョウ並木を見ることができました。 山下公園からはみなとみらい地区を展望できますが、この日は天気が良すぎて霞んでいました。
山下通り 通りの右側が山下公園
山下公園の西端からのみなとみらい地区の展望
山下公園バラ園からみなとみらい地区を望む
山下公園バラ園
山下公園は横浜の観光の中心、横浜の「顔」とも言える存在です。 山下公園は関東大震災後の復旧事業の一環として、被災した瓦礫や焦土などを埋め立てて造られた臨海公園で、昭和5年3月に開園しました。
長さ約1Kmにわたって海岸に面しており、海の香りを満喫できる公園で、面積は約7万平方メートルです。 中華街、元町、山手などの横浜の有名な観光スポットにも近く、そういった意味でもまさに横浜の観光の拠点となる公園といえます。
山下公園バラ園と氷川丸
休日はもちろん平日であっても多くに人出で賑わっています。 家族連れやグループ、修学旅行らしい高校生と訪れる人も多種多様です。 土地柄か、外国人の姿も多いですが、ここで見かける外国人は子供連れも多く、そのほとんどが地元の人のように思われる、というあたりが横浜らしいといえます。
公園のほぼ中央部の岸壁には氷川丸が係留されています。 氷川丸は昭和5年(1930年)に三菱横浜造船所で建造された、総トン数1万2000トン、全長163.3mの豪華客船です。 30年にわたり太平洋を横断すること238回、合計2万5000人の船客を運び、「太平洋の女王」とも呼ばれました。
山下公園バラ園とマリンタワー
昭和36年(1961年)から山下公園に係留され、多くの観光客の人気を呼んでいましたが、平成18年12月25日に営業が終了になりました。 その後、日本郵船に譲渡され、今年の4月25日にリニューアルオープンしました。
横浜開港100周年記念行事の一環として、建設された「横浜マリンタワー」も平成12年12月25日に閉鎖され、横浜市に譲渡されました。 横浜市では、横浜開港150周年に向けて施設のリニューアル中であり、来春再オープンの予定です。
海の守護神と噴水
リニューアルオープンした氷川丸
山下公園の氷川丸から少し大さん橋の方向に行ったところに「赤い靴をはいてた女の子」の像があります。 野口雨情作詞、本居長世作曲の「赤い靴」は、横浜港を舞台に作られた童謡です。 女の子の像はこれを記念し、多くの人に親しまれる彫刻となることを願って、山下公園に置かれています。
アクセス 山手イタリア山公園 JR根岸線石川町駅から徒歩5分 港の見える丘公園 みなとみらい線元町中華街駅から徒歩10分 山下公園 みなとみらい線元町中華街駅から徒歩5分
赤い靴はいてた女の子
かもめの水兵さんの歌碑
ネットの友人 サチさんに素晴らしいスライドショーを作っていただきました。 次をクリックするとご覧いただけます。 初夏の横浜(山手町&山下町) 横浜山手散策その1へ 横浜山手散策その2へ 開港の道は次をご覧下さい。 開港の道 風来坊