散策スポット・北海道東北

散策スポット目次

HOME

前ページ

次ページ

横浜中華街散策その1  (H19.2.8〜17)


横浜中華街・善隣門



横浜中華街大通り

チャイナタウンは世界各地に形成されており、日本でも横浜中華街のほか、長崎中華街、神戸南京町があります。

横浜中華街は500m四方に飲食店、雑貨店を含めて約600店、中国料理店だけで約240店がある、世界でも最大級のチャイナタウンです。

人口ではカナダ・バンクーバーの中華街に劣るものの、料理店の多さでは中国本土を除けば世界一です。


また、欧米などの中華街は基本的に中国人のためのものであって、来訪者の9割が中国人といわれていますが、横浜中華街の場合は95%が日本人だそうです。

みなとみらい線の開通により、多くの店の最寄り駅は「元町・中華街駅」となり、中華街へのアクセスが格段に良くなりました。


横浜中華街大通り



朱雀門の傍の中華街の地図 元町・中華街駅は上側、JR石川町駅は下側です



中華街大通り・萬珍樓

横浜中華街では方角がわからなくなりやすいといわれています。

その原因は上の地図でもわかるように、中華街の道が周辺の道に対して45度程度方角がずれていることにあります。

横浜中華街で迷わないためには、メインストリートである中華街大通りと、関帝廟がある関帝廟通りの場所を覚えておくことがポイントのようです。

中華街大通りと関帝廟通りは平行しており、この2本の通りと直角に交差するいくつかの路地があります。


今回は、横浜中華街の地理を少し説明しながら散策してみたいと思います。

次をクリックすると中華街の地図が表示されます。

 中華街の地図


各エリアをクリックすると地図が拡大され店の名前まで表示されます。

上の地図と併せて以後の説明の参考にして下さい。

 
 


中華街大通り



玄武門(北門)

JR根岸線あるいは横浜市営地下鉄を利用した場合の最寄り駅は、関内駅あるいは石川町駅になります。

関内駅からは横浜スタジアムのある横浜公園を通り抜けて、公園の傍にある玄武門(北門)から入ることになります。

玄武門から北門通りを真っ直ぐに約200m進んだところが善隣門です。


善隣門の手前が変則の五叉路になっており、この場所が中国街で方角が怪しくなる最初のポイントです。

玄武門(北門)から進んでくると、左45度方向が中華街大通りの入口である善隣門です。

北門通りと中華街大通りは方角が45度ずれているのです。

善隣門に向かって記念写真を撮っているうちに、方角が45度ずれてしまうのです。


延平門(西門)



中華街大通り:均元


中華街大通り:太平楼



中華街大通り:大珍皇宮御膳房

北門から進んできて、五叉路を右に直角に曲がった通りが西門通りです。

真っ直ぐ進むと西門を経由してJR根岸線石川町駅に行くことができます。

逆に、石川町駅中華街口から、西門を経て真っ直ぐ進んできてもこの五叉路に到達します。

西門からきた場合は、右45度方向が善隣門で、やはり西門通りと中華街大通りは方角が45度ずれているのです。



善隣門の手前で、中華街大通りと直角に交差している通りが長安道です。

左に進むと中華街から遠ざかります。

右に約100m進むと左手に横浜中華学院、地久門があります。

地久門のある通りが、中華街大通りと平行になっている関帝廟通りです。


中華街大通り:均元



善隣門


中華街大通りの車両通行止め



中華街大通り:崎陽軒

関内駅、石川町駅のいずれから中華街に来た場合でも、善隣門が中華街大通りへの入口になります。

善隣門は中華街のシンボル的存在で、表側の看板は「中華街」ですが、裏側には「隣国や隣家と仲良くする」という意味の「親仁善隣」の言が掲げられています。


メインストリートの中華街大通りを歩いていると、萬珍樓、聘珍樓、華正樓、同発、揚州飯店など、見たこと、聞いたことのある名前が次々と現れてきます。

善隣門から約50m進んだ、右手の路地を入ったところがチャイナスクエアです。

ここは水族館やカラオケ、占いなどが揃っている、中華街随一のアミューズメントスポットです。


中華街大通り:チャイナスクエア



中華街大通りにある路地案内


中華街大通りにある路地案内



江戸清は長蛇の列

中華街ではいろいろなものを食べながら歩く、パクパク散歩を楽しむことができます。

中華街大通りの交番の少し手前に、老舗にして人気抜群の「豚まんの江戸清」があります。

ここの目玉は超ジャンボの500円の豚まんです。

土・日になるといつも長蛇の列です。


この「江戸清」「江戸清2号店」の前に、叩くと願いが叶うという「幸福を呼ぶドラ」が置かれています。

中華街大通りは、善隣門から交番(山下町派出所)までで、長さは約300mです。

交番の先が中華街大通りの出口、反対側から来る場合の入口になりますが、ここが変則四叉路になっております。

中華街で方角が怪しくなる第2のポイントです。


幸福を呼ぶドラ



China Town 80の獅子と龍の展示



中華街パーキング

交番の前で、中華街の左側の道路とは鋭角的に交差しており、左150度方向に進むと右手にローズホテル横浜や中華街随一の収容台数を誇る中華街パーキングがあります。

右側へ直角に曲がった通りが、南門シルクロード(南門通り)です。

中華街大通りから、左45度方向に進んだところが朝陽門(東門)です。

朝陽門は、日の出を迎える門であり、朝日が街を覆い、繁栄をもたらす象徴とされています。


みなとみらい線の元町・中華街駅の2番出口から出ると、この朝陽門から中華街に入ることになります。

朝陽門のある道路は周囲の大きな道路とは直角に交差していますが、朝陽門から30mほど中に入ったところが、変則四叉路です。


朝陽門 前方が山下公園



China Town 80

右45度方向に進むと中華街大通りで、右75度方向に進むとローズホテルや中華街パーキングです。

朝陽門から中華街に入ってくる車は中華街大通りには入れませんので、右75度方向に進むことになります。

車が右折するので、中華街大通りへは朝陽門から殆ど真っ直ぐに入るという錯覚に陥ってしまいます。



中国獅子


中国獅子


変則四叉路を左45度方向に進むと南門シルクロードです。

しかし、中華街大通りは真っ直ぐ進むという錯覚から、南門シルクロードには左に90度曲がるという錯覚に陥ることになります。

いずれにしても、みなとみらい線の元町・中華街駅から朝陽門経由で中華街に来る場合はこの四叉路が要注意ポイントです。


この獅子を被って記念撮影ができます



横浜大世界



横浜大世界

変則四叉路を左45度方向に進むと南門シルクロードです。

しかし、中華街大通りは真っ直ぐ進むという錯覚から、南門シルクロードには左に90度曲がるという錯覚に陥ることになります。

いずれにしても、みなとみらい線の元町・中華街駅から朝陽門経由で中華街に来る場合はこの四叉路が要注意ポイントです。


朝陽門から入ってきて、変則四叉路の左手前にあるのが、中華街の情報スポットChina Town 80です。

最新のオフィシャルガイドマップ「横濱中華街街道指南」やさまざまなパンフレットを入手することができます。

オフィシャルガイドマップには中華街の店の所在地が表示されています。

また、設置されているパソコンで中華街に関する情報を検索することもできます。


横浜大世界の春節の飾り付け



横浜大世界の春節の飾り付け

また、China Town 80ではその時その時でさまざまなイベントが開催されています。

2月は春節に関連して、獅子舞の獅子や龍舞の龍が展示され、提灯などを飾り付けて春節のお祝いムードを盛り上げていました。

China Town 80
のところで左折して南門シルクロードを100m程進んだ左手に「横浜大世界」があります。



横浜大世界・パンダワールド


「横浜大世界」は、本場中国の美食と文化を楽しむことができる総合エンターテイメント施設です。

「大世界」は1900年代初頭から上海に実在している総合歓楽場で、ありとあらゆる娯楽が集められているそうです。

「横浜大世界」は、横浜市と上海市は友好姉妹都市関係を結んでいることから、日中友好の架け橋の願いが込められて、2003年11月に誕生した、比較的新しい施設です。


横浜大世界・大きなパンダ



横浜大世界:パンダ神社

「横浜大世界」は、1階〜2階は売場面積、アイテム数ともに横浜中華街最大を誇る「ダスカマーケット」、3階〜5階は国内外の人気中国料理店が集結した「中華食祭広場」、6階が京劇や中国雑技など絢爛豪華な伝統芸能が楽しめる「大世界劇場」、7階〜8階が中国をテーマにした企画展が開催される「大世界ミュージアム」と8フロア4ゾーンの構成となっています。


「大世界ミュージアム」では、北京オリンピックの開催を記念して、パンダワールドが開催されていました。

巨大パンダのぬいぐるみが陳列されているほか、約1000点に及ぶパンダグッズの販売も行われています。パンダのアイスクリームも!


パンダ好きの人にはたまらない世界でしょう!


横浜大世界・パンダワールド



横濱媽祖廟



横濱媽祖廟

横浜大世界から南門シルクロードを50m程進んだ右手が「横濱媽祖廟」です。

横濱媽祖廟は中国の海の女神を祀る廟です。2階建てで八角形の廟堂や極彩色の牌楼(門)が特徴的です。


「媽祖」は、航海を護る海の神様としてのみならず、自然災害や疫病・戦争・盗賊から人々を護る女神様として、現在でも中国大陸・台湾はもとより、華僑が住む世界各地で信仰されています。

文化や生活様式が全く異なる諸外国に移り住み、その地の人々や環境と融合しながらも伝統や文化を崩さずに、確固とした立場を築いて地域社会の繁栄の一翼を担う華僑にとって、「媽祖」は心のよりどころになっているとのことです。


横濱媽祖廟



南門シルクロード:招福門

横浜開港後ほどなくして建立された関帝廟の廟内には、「媽祖」が祀られていたと伝えられています。

媽祖廟は、日本では15世紀に沖縄・琉球王国で祀られたのが最初といわれ、日本各地に20ヶ所余の媽祖を祀る神社仏閣が現存しているとのことです。


横濱媽祖廟は、みなと横浜にふさわしい海の安全を守る媽祖を祀る文化施設で、2006年3月に開廟しています。



南門シルクロード:中国茶専門店悟空茶荘


南門シルクロード:三国志


横濱媽祖廟からさらに50m程進んだところが朱雀門(南門)です。

朱雀門を出て真っ直ぐ進むと元町です。すなわち、朱雀門は元町側からの入口になります。

南門シルクロードには、横濱媽祖廟や大世界のほか、招福門、周苑、三国志、悟空といった店がありました。


南門シルクロード:テレビでお馴染みの周苑



朱雀門(南門)と南門シルクロード



 横浜中華街散策 その2へ



         風来坊


目次  TOP 前ページ 次ページ HOME