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鎌倉のあじさい その3 (H20.6.17〜6.18)

明月院のあじさい (H20.6.18 午前8時20分〜9時30分)


総門から山門への鎌倉石の参道



総門から山門への鎌倉石の参道


鎌倉のあじさいといえば、やはり明月院が有名です。


あじさいの時期の土・日の午後には、400m〜500mの行列ができるほどの人気です。

行列の最後は、北鎌倉駅の近くまで伸びることもあるようです。


明月院も朝早く行くのが適当です。

一番乗りを目指して、開門20分前の8時10分に到着しましたが、既に10名ほどが来ていました。

さすがに皆さんよくご存じです。

定刻10分前の8時20分に開門になりましたが、風来坊と同じ電車に乗っていた人が次々と到着したようで、開門時には行列は50名以上になっていました。


総門から山門への鎌倉石の参道



山門から総門方向を望む

明月院では、山門への鎌倉石の参道が撮影スポットです。

カメラマンの方は、この撮影スポットで、人影のない参道とあじさいを撮影するために、早朝から駆けつけているのです。

しかし、このポイントでカメラマンが撮影できるのも最初の数分です。

次から次と入門する人の通行の妨げになりますので、参拝者を優先するのがマナーです。



境内のあじさい


しかし、この撮影スポットの撮影にも穴場の時間帯があります。

開門から15分程度は、入門待ちしていた人達で、山門への参道は大変な賑わいとなります。

記念撮影のポイントでもあり、参道には人影が絶えることがありません。


境内のあじさい



山門


山門



境内のアジサイと本堂

しかしながら、15分程度を過ぎると入場待ちしていた人が、山門の中に入ってしまいます。

それから9時過ぎまでの時間帯は、入門される方も三々五々という状況で、参道に人影がないという状況が時々生じるのです。

風来坊の最初の写真も、8時50分頃に撮影したものです。

9時を過ぎると入門者が多くなりますので、参道はいつも賑わう状況となります。


明月庵(明月院の前身)は、この地の住人で平治の乱で戦死した首藤刑部大輔俊道の菩提供養として、俊道の子の山ノ内徑俊が創建しました。

その後、北条時頼がこの地に最明寺を建立しましたが、時頼の死後廃絶となりました。

時頼の子・北条時宗がその跡に禅興寺(ぜんこうじ)を建てました。

禅興寺は関東十刹(じっさつ)の一位に数えられるほど規模も大きく、位も高いお寺でした。


境内のあじさいと竹林



境内の散策路



境内の散策路

明月院は、この禅興寺の塔頭(たっちゅう、子院)として上杉憲方が建てた寺で、名前も明月庵から明月院とあらためられました。

その後禅興寺は衰え、明月院に付属したような形となり、結局明治時代の初めに廃寺となってしまいました。

現在では、明月院のみが残っているということになります。


この明月院は、その名前は知らなくても「鎌倉のあじさい寺」といえば話が通じるほど全国的に有名です。

この寺であじさいを植えたのはさほど古いことではなく、一説によると「手入れが比較的楽だから」という理由で植えたものが次第に有名になったといわれています。


境内の散策路



境内の散策路

明月院の境内には約2500株のあじさいが植えられていますが、その8割から9割が日本古来の「姫あじさい」です。

花が優美ということから、「姫あじさい」の名が付けられたそうで、小振りで可憐です。

「姫あじさい」は色が変化しないのが特徴です。

空や海の色のように淡い青から、深い青に日ごとに濃くなっていきます。



境内の姫あじさい


明月院では意図的に悠久の青「姫あじさい」を心こめて育てているそうです。

青一色のあじさいは雨の日が良く似合うそうです。

青一色のあじさいも、色とりどりのあじさいとは異なった静かな趣があります。


開山堂



瓶の井(鎌倉十井の一つ)


花地蔵



茶室


この時期、500円支払って後庭園を彩る花菖蒲を見学することができます。

今年は花菖蒲もちょうど見頃を迎えていました。



本堂




アクセス


JR北鎌倉駅から徒歩10分。


拝観料 300円


後庭園は花菖蒲が見頃です



後庭園の花菖蒲


後庭園の花菖蒲



後庭園の花菖蒲



 成就院のあじさいへ


 長谷寺のあじさいへ



         風来坊


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