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心字池の紅葉
旧古河庭園のシンボル バラ園と洋館
洋館とバラの庭園で有名な旧古河庭園は、古河虎之助が経営した東京における大正初期の代表的な庭園です。 武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。
この庭園はもと明治の元勲・陸奥宗光の別邸でしたが、彼の次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となりました。 なお、この当時の建物は現存しておりません。 現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア・コンドル博士です。 日本庭園の作庭者は、平安神宮神苑、円山公園などを作庭した、京都の著名な庭師・七代目小川治兵衛です。
大滝付近の紅葉
雪吊り
心字池の雪吊りと紅葉
旧古河庭園にはバラの時期には何回か出かけたことがありますが、紅葉の時期に行ったことがありませんでした。 ネットの友人から旧古河庭園の見事な紅葉の画像が届けられましたので、旧古河庭園の紅葉について尋ねたところ、「お勧めです」との返事がありました。
この3庭園はいずれも東京メトロ南北線の沿線にありますので、比較的短時間で廻ることができます。 散歩が趣味の方は、小石川後楽園→六義園→旧古河庭園(あるいは逆順)と歩いて廻ることもできます。 移動距離は4km程度です。 もちろん、庭園内の散策は含んでおりません!
旧古河庭園に入ると三段のテラス式庭園になっているバラ園やツツジ園の周囲には、10本ほどの大きなもみじの木があり見頃を迎えていました。 さらに下方に進み、日本庭園に入ってびっくりしました。 池の周りに沢山のもみじがあるではないですか!
展望台からツツジ園を望む
展望台から日本庭園への坂道の紅葉
旧古河庭園には200本のカエデ類が日本庭園を中心に植えられているのです。 六義園や小石川後楽園は大名庭園ですから広大ですが、旧古河庭園はそれに比べるとコンパクトな庭園ですから、200本のカエデ類といっても密集している感じで、見応えがありました。
ツツジ園付近の紅葉
アクセス 東京メトロ南北線「西ヶ原」駅から徒歩7分 JR京浜東北線「上中里」駅から徒歩7分 JR山手線「駒込」駅から徒歩15分 六義園から徒歩15分です。
心字池の松
入園料 150円 関連するホームページ 旧古河庭園 風来坊
展望台と紅葉