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入谷朝顔祭り (H19.7.7)


朝顔祭りは朝から大混雑です! 準備も大忙しです!



準備に大忙しです!


東京・下町の夏の風物詩「入谷の朝顔祭り」は、鬼子母神を中心に毎年7月の6,7,8日の3日間に開かれます。

鬼子母神境内と寺院前の言問通りに100あまりの店が並び、毎年約40万人の人が訪れ、約2万鉢の朝顔が売られるそうです。


入谷の朝顔祭りはその大部分が、言問通りに面した歩道上で行われています。

言問通りの車線1車線分と歩道の半分に、朝顔を並べた店が建ち並びます。

残りの約2m程度の歩道をアジサイ祭りに訪れたお客さんが歩くことになります。

しかし、それぞれの店の前で、お客さんが朝顔を購入するわけですから、実際にはすれ違うのがやっとという道幅しか残されていません。


準備完了?



準備に大忙しです!


朝顔祭りですから朝早い方が良いと思い、9時前に会場に到着しましたが、すでに会場は多くの人で溢れていました。


朝顔市に来られる方は、朝顔を買うのが目的の方が多いようで、目の前で次々と朝顔が売られていきます。


その一方で、次々と朝顔が持ち込まれ、店は活気を呈していました。

朝顔祭りでもほおづき市と同様に若い売り子が大人気のようです。

ほおづき市では店に番号が付けられています。

販売した朝顔に責任を持つと共に、購入して帰った朝顔が良かった場合に、翌年も同じ店で購入できるための配慮のようです。


朝顔の鉢がずらりと並んでいます



朝顔の鉢がずらりと並んでいます

風来坊の行った7月7日は土曜日ということもあって、時刻の経過と共に会場は大混雑、

午前10時前から会場は一方通行となりました。

東京メトロ日比谷線の入谷駅からはそのまま会場には入れません。



案内にしたがって進み、朝顔祭りの会場へは、反対のJR鶯谷駅側から入場することになります。


風来坊、早く行ってラッキーでした。

午後は言問通りが歩行者天国になるようですので、状況は変わるかと思いますが、何しろこの狭い場所に3日間で40万人ですから!


朝顔の鉢がずらりと並んでいます



朝顔祭りは朝から大賑わいです



やはり若い女性は大人気のようです

入谷の朝顔

朝顔は、奈良時代初に薬用として中国より導入されました。

当初は青色のみだった花色も、赤・白などが出現し、文化、文政の頃より観賞用植物として盛んに栽培されるようになったようです。

「入谷の朝顔」「あさがおの入谷」と世に宣伝されるようになったのは、明治時代の中期からとのことです。


なぜ、入谷で朝顔が盛んになったのかについては

第一に、江戸の郊外であるため、人々が早朝、朝顔を見に来やすかったこと。

第二に、上野の山のふもとで、雑木の落葉が水路などに堆積し、その土が、朝顔の栽培にとても適していたこと。

などが考えられるそうです。


やはり若い女性は大人気のようです



言問通りも大渋滞 左の朝顔祭り会場も一方通行に

入谷朝顔の復活

戦争により、東京は無惨にも破壊し尽くされ、江戸以来の情緒も、下町の人情も消え失せてしまいました。

昭和22年に入って商店街の再建と共に人心の荒廃を療すべく「入谷の朝顔」の再建に努め、「美しい自然を取り戻そう。花を愛してやさしい心を育てよう」と焼けた街路樹の跡や、空地に種を捲き、人々に配ったそうです。こうして、「入谷の朝顔」が復活しました。


昭和23年より朝顔を中心とした植木の市が7月6・7・8日に行われ、現在は朝顔のみを売る朝顔市になりました。

開催は、牽牛星と織姫が1年に一度会う七夕にちなみ、
7月6・7・8日に決められたとのことです。朝顔の種子を牽牛子ともいうそうです。

しかし、7月上旬は、一般に朝顔の咲く時期ではないため、当初は大変苦労をしたようです。

現在では、ビニールハウスの利用や栽培技術の発展により、毎年立派な朝顔を咲かせています。


横の路地にも朝顔店が この店は52番です



鬼子母神神社

入谷朝顔と入谷鬼子母神

朝顔と鬼子母神の関係はかなり古いようです。

鬼子母神は、あらゆる魔障調伏、特に安産や子育ての神として、多くの人々に厚く信心されて現在に至っています。



明暦の大火の後の元治2年に仏立山真源寺が、ここに開基しました。

その後、参詣人が増え、お詣りの帰りに朝顔を見物し、朝顔を見てはお詣りするという具合で、参詣人目当ての朝顔せんべいなどが売られ、そうめん、きそばなどと共に名物となっていることが浮世絵などに描かれています。


鬼子母神神社の境内


アクセス

東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩2分
JR鶯谷駅南口から徒歩5分

関連するホームページ

 入谷あさがおロード


           風来坊

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