日本庭園

昭和記念公園・日本庭園

日本庭園

日本庭園

昭和記念公園の日本庭園は､比較的新しく平成９年４月に誕生しました。

首都圏で戦後作られたものとしては最大規模の庭園であります。

四季折々の自然美を生かした本格的な日本庭園ですが、モミジの紅葉もお勧めの一つのようです。

池畔に立って庭園を見渡せば、美しい池を中心に明るく伸びやかな見晴らしが広がる一方、ふと足元をみれば、草木、石の一つ一つに至るまで、細部をおろそかにしない我が国伝統の造園技術の妙をみることができます。

また数寄屋造りの茶屋「歓楓亭」も、庭園と調和のとれたたたずまいを見せています。

日本庭園・歓楓亭

日本庭園

日本庭園

日本庭園

庭園の概要

この庭園は、「緑の回復と人間性の向上」という国営昭和記念公園の基本理念に添って、日本人が育んできた自然観というものを一定の面積に凝縮させるとともに、伝統的な文化活動の場としてこれを広く多くの人々に感じ、触れていただくために造られたものです。

中心には大きな池を造り、西側の岸には「歓楓亭」その南側には「清池軒」と、庭のたたずまいに対応した建築を配しています。「歓楓亭」は銅板葺き木造平屋建ての数寄屋建築で、中では本格的な茶会がお楽しみいただけます。

清池軒から東方を望む

清池軒付近の紅葉

清池軒付近の紅葉

園路は回遊式で、池の周辺をめぐっていくとともに刻々と変わる景観を楽しむことができます

日本庭園の特徴

この庭園の大きな特徴は、その広がりのある景観だそうです。

６ヘクタールという恵まれた敷地条件のもと、広々とした大空の下で庭園美に触れることができます。

清池軒付近の紅葉

清池軒付近の紅葉

庭園の北側には、高低差３０メートルの人工の山が造られ、マツ、コナラなどを中心とした樹木に覆われていますが、この山を借景として取り込むことで、奥行きのある雄大な景観をつくりあげることができたそうです。

一方で、庭園の外周部分はシイノキなどの常緑樹やモウソウチクによって公園周辺の鉄塔や建築物を遮蔽し、日常と分断された庭園独自の小宇宙をかたちづくっています。

もうひとつの特徴は、庭園を囲む明るい樹林地です。

歴史のある日本庭園には、カシ、シイノキといった常緑樹を多く用いて重厚な雰囲気を醸しているものが多いのですが、ここではモミジ、コナラといった落葉広葉樹を多くし、明るい武蔵野の樹木林をイメージしています。

アクセス

皇帝ダリア

皇帝ダリア

皇帝ダリアはメキシコ原産の多年生の花で晩秋の１１月頃から咲き始めます。

背丈は４ｍにも達し、樹木のように見えることから木立ダリアとも呼ばれています。

花色はピンク色で、日照時間が短くなると咲く短日植物です。

先日、昭和記念公園のイチョウ並木を見に行った際、ちょうど満開でした。

花の種類が少なくなる時期なのでとても目立ちました。

花の大きさは３０センチ程あり、いかにも皇帝の名前にふさわしい花です。

背丈の大きさが、この写真からわかっていただけるかどうかは不明です。

ダリアという名前からするとサツマイモのような地下茎を植えるのかと思われますが、挿し苗で増やすのだそうです。

植え付け時期は、４〜７月だそうです。


　昭和記念公園の秋その１


　　　　　　　　　風来坊