散策スポット目次
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川端通(鴨川沿い)から祇園白川へ
大和橋から白川を望む
4月上旬に関西方面へ出張の際に、新横浜駅でJRのパンフレット「そうだ京都へ行こう。春〜初夏の巻」を手に入れることができた。 このパンフレットに、おすすめ散策コースとして紹介されていた、「東山の桜の名所をめぐる ☆円山公園〜平安神宮☆」を参考に、京都の桜めぐりをしました。
出張の帰りに京都で途中下車をして、次の順路で廻りました。 京都駅→(地下鉄)→四条→(阪急京都線)→河原町駅→祇園白川→八坂神社→円山公園→知恩院→平安神宮→南禅寺→蹴上駅→(地下鉄)→京都駅 JRのパンフレットには、目印となる個所の示された、詳しい散策地図が添付されており、非常に参考になりました。
祇園白川の光景
祇園白川の散策路
巽橋から白川を望む
2羽の鳥も花見に参加?・・・・鳥は何処にいるのかな?
丁度、京都御所の一般公開が行われていたため、地下鉄京都駅の切符売り場には長蛇の列、地下鉄のホームも人で溢れていましたが、幸い到着した地下鉄に無事乗車することができました。 「四条駅」で阪急京都線に乗り換えて「河原町駅」で下車、四条通を東に向かい、鴨川の桜を眺めつつ四条大橋を渡り、その少し先を左手に100mほど入ったところが祇園白川です。
白川沿いの白川南通や新橋通のエリアは、昭和51年に京都市から祇園新橋伝統的建造物群保存地域に指定されています。 このあたりは、京風町家に祇園らしい繊細な感覚を加えた、江戸時代から明治初期にかけての質の高い町家が、整然と建ち並び、美しい流れの白川や石畳などとも調和して、祇園の芸能や生活・文化にふさわしい洗練された景観を今に伝えています。
巽橋付近の光景
白川沿いには柳とともにソメイヨシノや枝垂桜が植えられており、格子窓や簾を背景にした光景は京情緒満点といえます。 したがって、桜の名所としても知られており、この日も多くの人が訪れていました。
巽橋からの光景
切り通しの柳と桜
円山公園祇園枝垂桜
八坂神社西楼門
祇園白川から四条通に戻り、東に10分ほど歩くと八坂神社です。 風来坊が訪問したのは日曜日ということもあり、円山公園に向かう人の波で思うようには進めない状況でした。 八坂神社は平安初期の創建で、祇園さんと呼ばれ親しまれています。 厄除け・疫病退散・商売繁盛の利益を授かる京の町の守り神として信仰を集めています。
円山神社は京都でも指折りの花の名所です。 八坂神社の東に広がる丸山公園は、回遊式日本庭園を中心に料亭や茶店が点在し、ソメイヨシノを中心に山桜、八重桜、枝垂桜など800本以上の桜が咲き競う公園です。中央部の池の傍では、円山公園のシンボル「祇園枝垂桜」が圧倒的な美しさを見せてくれます。
円山公園の桜
円山公園の枝垂桜は一重白彼岸枝垂桜で、現在植えられているのは2代目です。 初代は樹齢220年で、昭和22年に枯れたそうです。昭和3年に初代より種子を採って育成された桜を、15代佐野藤右衛門氏により昭和24年に寄贈・植栽され,平成18年現在78歳を迎えています。 木の高さは11m、目通りの幹回りが2.71mです。 一日のうちで夕暮れ時が最も美しく映えるといわれています。
円山公園は、もともと八坂神社の前身である祇園感心院や円山安養寺の境内で、江戸時代から「祇園の夜桜」といわれ花見の名所として知られていました。 円山公園と呼ばれるようになったのは、明治19年に京都府が公園に制定してからで、京都で最も古い公園です。
円山公園の枝垂桜
大正2年(1914年)に名造園家である小川治兵衛が回遊式日本庭園に改めました。 木々の間から寺院が見え隠れし、さらに音楽堂や老舗料亭も点在する丸山公園は、京都市民の憩いの場となっています。 日曜日ということもあり、多くの市民が桜の下でお弁当を広げていました。
与謝野晶子は桜に誘われてそぞろ歩く春の宵を 清水へ 祇園へよぎる 桜月夜 こよい逢う人 みなうつくしき と詠んでいます。 やはり京都は夜桜が良いようです。
円山公園の光景
公園内は花見客で大盛況です
京都の桜06 その1 祇園白川 円山公園 その2 知恩院、南禅寺、琵琶湖疎水 その3 平安神宮 その4 京都御苑 風来坊