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館林のつつじまつり06 (H18.5.3)

県立つつじが岡公園


キリシマツツジ古木群



名勝指定区域中央部付近


つつじが岡公園一帯は、古来から山ツツジが自生し、つつじが崎と呼ばれていました。

伝説によれば、慶長10年(1605年)近世初代館林城主榊原康政が、側室「お辻の方」をしのびヤマツツジを植えたと伝えられています。


園内には樹齢800年を超えるヤマツツジに加え、新田義貞の妻「勾当の内侍」遺愛のツツジなど、歴代城主、篤志家・自治体によって保護増殖が図られています。



現在、園内には、50余品種・約1万株のツツジが植裁されており、世界に誇るツツジの名園として国内外に知られています。


江戸の世より花見客で賑わったつつじが岡公園へは、4月上旬から5月上旬にかけての花期になると、毎年40万人以上の人々が、全国各地から訪れ、公園は人で埋まります。


名勝指定区域中央部付近



散策路のつつじ


散策路のつつじ



散策路のつつじ


4月下旬から5月上旬の花盛りになると、朱紅色のヤマツツジ、紫紅色のオオヤマツツジ、真っ赤な本霧島、白色の白霧島、白琉球などが咲きそろいます。

公園内はまるで燃ゆるがごときの壮観を極め、その景観は筆舌に尽し難く、ただただ訪れる人たちを驚かせます。



館林のつつじが岡公園のツツジは、4月25日前後に見頃を迎えることが多いようですが、今年は開花が少し遅く4月25日で3分咲き、4月30日で7分咲きでした。

ところが5月1日は全国的に気温が急上昇、横浜・東京は最高気温が25度を超える夏日となりました。

この暑さで館林のつつじはその日に満開宣言!


名勝指定区域中央部付近



散策路にもツツジのトンネルが!



展望台付近のつつじ


風来坊、渋滞を避けるため、今年も東急田園都市線長津田駅から東武伊勢崎線太田駅まで運行されている臨時直通列車「フラワーエクスプレス号」を利用することにしました。

東急田園都市線あざみ野駅発6時52分、東武伊勢崎線館林着8時59分で、運賃は1330円です。

今年は館林の一つ手前の茂林寺前駅で下車し、4月1日にオープンした「野鳥の森フラワーガーデン」で芝桜を見た後に、つつじが岡公園を訪ねました。


「野鳥の森フラワーガーデン」から「つつじが岡公園」までは、料金200円のシャトルバスが運行されていますが、本数が30分に1本と少なく、かつ渋滞に巻き込まれる可能性があるため、タクシーを利用しました。

「野鳥の森フラワーガーデン」にはタクシー乗り場がなく、分福茶釜で有名な茂林寺まで戻って乗車することになります。


タクシーは渋滞を避けて裏道を巧みに走行するため、茂林寺からつつじが岡公園正門入口まで約15分、1500円程度です。


展望台付近のつつじ



散策路のつつじ


散策路のつつじ



記念撮影人気スポット


つつじが岡公園の正門入口から30m程度進んだ左手が中央広場です。

記念撮影の場所となっており、バスツアーの観光客が次から次へと到着します。

その隣には個人用の撮影場所が準備されており、ボランティアの方がカメラのシャッターを押してくれます。



例年、中央広場の景観は圧倒されるものがありますが、今年は何かもの足りません。


係の方に訪ねてみると早咲きのつつじはもう散ってしまったとのことです。

昨年は7分咲きの時期に来たのに、今年は満開まで待って大失敗です。

見事な景観をお届けできなくて残念です。


中央広場付近のつつじ


中央広場のつつじ



少し寂しい観光バス記念写真場所のつつじ


中央広場の右手にあるツツジのトンネルが見学のスタート地点です。

トンネルのつつじも殆ど散っていました。トンネルに入ってすぐ右に曲がり少し進むと、国の名勝に指定されている区域の中央部となります。

キリシマツツジやヤマツツジの古木が数多く植えられています。



さらに奥へ進んだところが、ヤマツツジの巨樹群です。


このあたりのツツジは、歴代城主が、各地よりツツジを移植する以前から、ヤマツツジが自生していた所で、樹齢の古いものは800年を超える日本一のヤマツツジが見られます。

その奥が、古代から自生していたヤマツツジと歴代城主が各地より移植したと伝えられるヤマツツジの巨樹が植えられている所です。


個人用記念撮影場所のつつじ



桔梗咲き霧島


???



樹齢800年を超える「勾当の内侍遺愛」のツツジ

推定樹齢800年を超える巨樹

一説によれば「勾当の内侍遺愛(ないしいあい)のツツジ」とも伝えられる巨樹で、樹形も良く、その大きさには目を見張ります。

品種はヤマツツジで、花色は紅色です。樹高は5m、葉張りは長径11m、根本の幹囲は4mあります。

幹は32本に分かれ、一番太いものは地上15cmの高さで幹囲が30cmあります。

花期にはこの一株で燃えるような壮観を呈します。



つつじが岡公園のツツジは、樹齢800年を超えるヤマツツジの巨樹群が、自然形のままで保存されている(歴史的な価値)、日本における園芸ツツジ栽培史上、特記すべき江戸キリシマ古木群が多数保存されている(品種上からの価値)、歴代城主から現在まで保護育成が図られている(永続的な管理)などの特徴がありますが、さらに世界初の宇宙ツツジが生育しているという話題もあります。


桃山つつじ



花車


館林市出身の宇宙飛行士向井千秋さんの乗ったスペースシャトル「コロンビア」が、日本時間の平成6年7月9日、米国のケネディ宇宙センターから打ち上げられました。

この時、搭載された市の花ヤマツツジなどが、大きな夢を秘めて、順調に生育しています。

世界で初めての宇宙ツツジが生育していることは、日本一のツツジの名園に、新たな夢と感動を与えています。



県立つつじが岡公園・新公園


新公園のキリシマツツジ



新公園のツツジ


新公園は、昭和5年2月に完成した西方の細長い公園です。旧公園より651株のつつじが移植されています。

ここには大正4年5月に、杉本八代氏によって寄付された本霧島、八重霧島、桔梗咲き霧島、紅霧島、紅の司、白霧島、日の出霧島、東錦などキリシマツツジの古木が自然形のままで保護育成されています。



新公園のキリシマツツジ


新公園のツツジ



つつじが岡公園の面積は49,890uあります。

植栽面積は旧公園が17,414u、新公園が5,461uです。

ここには50余種約
1万株が植えられています。


新公園のキリシマツツジ



新公園のツツジ



新公園のツツジ

アクセス

東武伊勢崎線館林駅から料金200円のシャトルバスが運行されています。

タクシーは行きが900円、帰りが800円の固定料金制です。
タクシーは裏道が確保されており、10分程度で会場入口まで到着します。

シャトルバスは狭い裏道の運行は困難で、また渋滞を避けるため会場入口から500m程離れた場所が乗り降り場所になっているようです。

断然タクシーがお勧めです。



入園料

 500円
 中学生以下は無料


関連のホームページ

 県立つつじが岡公園ガイド
  
 館林つつじまつり(館林観光協会)

         風来坊


新公園のツツジ

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