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萩のトンネル
開園当初は、360本のウメが主体で、当時有名だった亀戸の清香庵字臥竜梅の梅屋敷に対して「新梅屋敷」と呼ばれたほどです。 その後、宮城野ハギ、筑波のススキなど詩経、万葉集など中国、日本の古典に詠まれている有名な植物を集め、四季を通じて花が咲くようにしました。 「百花園」の名称は、一説では、「梅は百花に魁けて咲く」または「四季百花の乱れ咲く園」という意味でつけられたものだそうです。
庭園内の池
ミヤギノハギ
シロバナハギ
百花園は当時の一流文化人達の手で造られた、庶民的で、文人趣味豊かな庭として、小石川後楽園や六義園などの大名庭園とは異なった美しさをもっています。 庭園内には、庭造りに力を合わせた文人墨客たちの足跡が残されており、芭蕉の句碑を含め、合計29の句碑、石柱が随所に建てられています。
民営としての百花園の歴史は昭和13年まで続き、同年10月に最後の所有者の小倉未亡人から東京市に寄付され、翌14年7月に東京市が有料で制限公開を開始しました。 なお、昭和53年10月に文化財保護法により国の名勝及び史跡の指定を受けております。
萩のトンネル入口
初秋を彩る向島百花園の名物が「萩のトンネル」です。 トンネルの全長は約30メートルです。 「ミヤギノハギ」と「シロバナハギ」の2種類のハギが、紅白に咲き誇るそうですが、白花のほうが若干遅咲きのようです。
庭園内の「ミヤギノハギ」はあちこちに咲き誇っていましたが、肝心の「萩のトンネル」は、やっと入り口の付近が咲きそろってきたという感じでした。 シロバナハギはトンネル内部でところどころに咲いているのが見られました。 見頃となるのは9月下旬でしょうか? 10月中旬まで楽しめるようです。
アクセス 東武伊勢崎線「東向島」駅から徒歩約8分 京成電鉄押上線「京成曳舟」から徒歩約13分
入園料 一般及び中学生 150円
65歳以上 70円 小学生及び都内在住・在学の中学生は無料 年間パスポートもあります。
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向島百花園には、この時期も萩以外にもさまざまな花が咲いておりました。 その中からいくつかを紹介しました。 風来坊