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東京の紅葉2004−小石川後楽園 (H16.12.03)



内庭の紅葉


内庭の紅葉 前方は東京ドーム


小石川後楽園は、旧水戸徳川家の江戸上屋敷の後園で、林泉美に富む廻遊式築山、山水庭園です。



江戸時代初期の寛永6年(1629年)に、徳川御三家の一つであった水戸家の祖、徳川頼房は、3代将軍家光から与えられた、この邸地に廻遊式庭園を築造しました。


2代目藩主徳川光圀も築庭には力を注ぎ、当時、隣国明の遺臣でわが国に亡命していた朱舜水の意見を聞いて、円月橋、西湖堤など中国の風物詩を取り入れて、中国趣味豊な庭園としました。



丸屋付近から蓬莱島を望む


丸屋付近の紅葉


藤棚付近の紅葉

後楽園の名は、光圀が舜水に命じて選んだもので、宋の范文正の「岳陽楼記」の中の「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ」から名付けられたものです。



大泉水を望む


後楽園は、土の香ただよう奥深い山地と、樹林に囲まれた静寂な水面の中に各地の名所を写し、自然の美と人工の妙とを兼ね備えた庭園芸術の粋を見せています。


舟着付近の紅葉


大泉水の周りの紅葉


大泉水の周りの紅葉


大泉水を望む


また、園内には数々の園亭洞堂があり、梅、桜、藤、花菖蒲など四季折々の花が豊富で、都会では貴重な緑として、訪れるものに憩いの場を提供しています。


内庭の紅葉


後楽園は、大正12年3月に国の史跡名勝に、昭和27年3月に特別史跡及び特別名勝に指定されました。


通天橋から大堰川・渡月橋を望む


紅葉


後楽園も「紅葉」を鑑賞することができる、数少ない都立公園の一つです。


庭園内の「見どころ」については、前回紹介しましたので今回は省略します。



 小石川後楽園の見どころ



           風来坊

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