泉水の中央部に配置された中島
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「楽寿園」は典型的な回遊式庭園で、園景の中心には江戸の水辺庭園特有の潮入の池があり、干満によって景色が変化するよう工夫されていました。
池泉の中央部には中国杭州の西湖堤を模した堤や蓬莱山を表した中島など中国の趣を取り入れ、築山の上から白帆の行き交う沖合の海の展望にも意を注ぐつくりでした。
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その後、幾人かの所有者を経たのち、幕末には紀州徳川家の芝御屋敷となりました。
さらに、明治4年(1871年)には有栖川宮家のものになりましたが、同8年に宮内省がこれを買いあげ、翌9年に「芝離宮」となりました。
明治24年には迎賓館としての役割を果たすために園内に洋館を新設し、以来、多くの外国貴賓を迎えたようです。
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浮島 前方左側は貿易センタービル
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泉水 前方は汐留高層ビル群
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大正12年の関東大震災によって、建物と樹木のほとんどが焼失しましたが、翌13年1月、昭和天皇の御成婚記念として東京市に下賜され、庭園の復旧、整備を施して同4月に一般に公開されました。
現在は周囲の埋め立て、林立するビルにより潮入りの機能、海の展望は失われましたが、中島の蓬莱山をはじめとする石組みの妙は昔日の面影を残しております。
なお、昭和54年6月に国の名勝に指定されています。
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州浜&雪見燈篭
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泉水 前方には東京モノレールが
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泉 水
この庭園の要となる約9,000uの広さを持つ池です。
昔は海水を引き入れた潮入りの池でした。
現在は海側が埋め立てられ、海水を取り入れることができなくなり、淡水の池になっています。
池は中島と浮島を配し、海と湖を形どり、一画には小さな洲浜(すはま)が設けられています。
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潮取り入れ口付近
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